Hirakata turezure 四季のなにわ

あるとき、ときどき、いろんな思いをふっと向ける事柄があります。

卑弥呼の宮殿

2009年11月17日 | 日記
炉端の店先に色づいた柿が積まれている大和三輪。
卑弥呼の宮殿ではとの報道がある纒向遺跡見学会に参加した。多くの考古学フアンが囲む柱穴群に宮殿の広さ、高さを実感する。
現地説明では、東西に同基軸をもつ四つの連続する建造物(一部柵穴もあり)が存在し、これは後に続く飛鳥宮の宮殿と同配列となる建物群跡とのことである。が、「ここが魏志倭人伝の邪馬台国であり、卑弥呼の宮殿とする証拠は何も出ていない、判らない。」と説明者のだめ押しがあった。やはり、確証するモノがない限り断定は避けざるを得ないのであろう。




見学会の後、卑弥呼の墓とされる箸墓古墳(全国で11番、奈良県下では3番目の大きさで近年の調査で従来の説を覆す卑弥呼没後の建造とされて注目された。)まで足を伸ばした。邪馬台国の首都「纒向」に隣接するこの地に卑弥呼は眠っているのだと一人つぶやきながら・・・そして、やっと射してきた西日の中に卑弥呼を見た・・・・