闇夜の烏の変な世界

とりあえず、何にでも興味持ちますw
日々、気になった事を日記感覚でアップしてみようかと。

被害はスパーギヤ2枚にデフユニット1個交換!

2008-10-24 01:11:42 | RC SX4WRC


なかなか連絡が来ず、今日は無しかと思い切ってリア周りを完全オーバーホールしてみました。画像の右上に写っている小さな入れ物に入っているのがワコーズの白グリス。マウンテンバイクのチューブレスホイールのエアバルブブッシュに塗るとエア漏れが止まるので約1年半前に旧車のレストアショップで分けてもらったものです。やや変色してますがさすがはワコ白!模型店でも扱っているようですが、量がちょっと多くて高いです。実車のメンテナンスに使われるものですが、ディーラーレベルではもっと安いランクが使われる事が多いと聞いたことがあります。ほとんどの材質を侵さず、高温高圧に強く、適度な粘度で飛び散らずに長持ちする。いろいろ試したプロが太鼓判を押す逸品のようです♪今回はタミヤ添付グリスをワコ白にしてみました。と、その前に写真はモーター取り付けカバーを開けた所なのですが、良く見て下さい。昨晩交換した非純正ですがスパーギヤの表面にV字の潰れたような傷が今度は半周くらい続いてます!?これじゃぁギャーンって騒音が勘合部から出ても納得です。一方方向に飛び出したようなキズから、後進時には平らっぽい側がピニオンギヤと当たり静かで、前進時に凸傷側と当たり騒音を奏でていたと考えればツジツマが合います!でも何故???取り合えずデフも疑っていたので保守パーツのベベルギヤセット(SP-1008)とTT-01・G部品(ギヤ)(SP-1004)を揃えてました。これがあればスパーギヤも入ってるし、デフユニット一個を作れます(小ネジは予備分から探してね)。実はモーターカバーを開ける前にワコ白を使ってデフユニットを慎重に組み上げてました。その時に気付いたのはベベルシャフトというパーツの精度の悪さです!中央の球体にバリが残っていてベベルギヤの1っ箇所が回転しません!!これには絶句。酷いね。爪切り用の細いヤスリで慎重に表面の突起を慣らしました。金属部だけに困った困った。細い棒でワコ白を塗りながら組み上げました。添付グリスに比べると固目、というかグリスが機能してるって感じです。で、モーターカバーを開けたらこの状況。まるで悪魔の爪痕(チャターマークの怪)じゃないけど原因が判らない。ともかくこのスパーギヤはこれだけダメージ負ってるのでもう交換しかありません。ピニオンギヤはチェックしたところ金属という事もあり損傷無し。外したスパーギヤを暫く眺めて頭を抱えました。取り合えずワコ白で組んだデフユニットに既存のを交換するつもりだったので後輪周りをバラッバラにしました。デフカバーがポロっと開いてデフを取り出し覗き込むも異常は見当たらないし…。この時、ベベルピニオンギヤを抜く際にガタがある事を不思議に思いつつ、その奥のベアリングを抜きました。古い液状になってるグリスを拭い、ベアリングを元の位置に嵌めようとして、ん?リヤプロペラジョイントという部品に嵌めこむのですがカタカタと上下にブレるんです、指で押すと。う~ん、ここってきっちり固定しないと同軸上のスパーギヤが斜めになるし、前輪へのプロペラシャフトも………、もしかして!!な、なんとベアリングをラヂヲペンチで慎重に抜くと奥の上側にごく浅い溝が掘られています。「これか!」。なんと何かの拍子にこのベアリングが溝から浮いてスパーギヤが斜めになり、モーターの金属製ピニオンギヤがスパーギヤの歯を潰していたんです(- -;。タミヤさん、こんな浅い溝じゃベアリング抜けるよー簡単に。今度は慎重に「奥の奥」までしっかりと押し込んで固定。またいつ外れるか判りませんが取り合えず軸のブレは無くなりました。この部分、酷い様なら強化パテやプラ板でしっかり固定するように加工が必要かも知れません。ベベルピニオンギヤとワコ白仕様のデフを組み込み、外していた足回りを組み上げます。その際、各部の添付グリスは拭き取りワコ白に塗り替えました。ナメてしまったネジ穴には靴の修理剤を爪楊枝で少量壁面に付けて一晩乾燥させる事に。それ以外のパーツは全て元通りにして組み直し。手でタイヤを回すとワコ白のリヤの方が純正の前より作動音が静かです。少し重いけど。ドライブシャフトにもワコ白をタップリ塗りました。相当の摩擦だったのでしょう、アルマイト塗装だと思いますが接触面の青色がかなり落ちています。実はドライブシャフトのやや短いのを調整するためにホイールスペーサーキット(OP-647)も用意してたのですが、外径が大きすぎて結局使いませんでした。ハウジングに当たってしまうのです。スペーサーとして昨日入れたワッシャーは騒音の元が判ったし、スペーサーが入れられなかったので完全に外して様子を見る事に。リアアップアームがまだ一部外れてますが(ネジ穴に修理剤が…)、プロポの電源を入れ、恐る恐るシャーシの電源を入れます。キュキュ!っとサーボが定位置に揃い、アンプを冷やす小型ファンが静かに回り出しました。構造上、Ni-MHは温度が上がらないとパンチが出ないので都合良いです。ユックリとアクセルトリガーを引くと一瞬唸ってからユックリと、それも静かに前進するじゃないですか!ドライブシャフトも軽く見る限り長さ問題で暴れてもいません。リバースで戻し、また前進。少しずつ速度を上げるもするのはデフからの音が少しとモーターの回転音。やった、直った!!!原因はたった一個のベアリングが固定溝から外れてスパーギヤが斜めになった事によるものと断定。確かに嵌ってればちゃんと走るけど、あれは設計ミスと呼べなくも無い気がするなぁ。胃薬多目に飲んじゃったよ、風邪薬と一緒に。極低速で走れないのはどうやらアンプを買い替えないと根本的解決に至らないようなので次のサーキット試走ではこのヨコモのPROSTOCK2(YM-PS127)を用い、カワダのGTストックは軸に注油して保管します。騒音の原因が掴めて良かったぁ。そうそう、このキットを組み始めた時に既に組み込んだオプションパーツがあります。TT-01 Type Eフルベアリングセット(OP-1025)、アルミプロペラシャフト(OP-620)、メタルモーターマウント(OP-666)です。前2品は後から交換するのは容易ではないので最初から投資する事を強くお勧めします。最後のメタルモーターマウントはプラ製だと溶ける事があるとネットで見たので買ったのですが、放熱具として有効なだけでなく、ノーマルモーターなら判りませんが、このRCカーの性能を追求していけば物凄いストレスの掛かるパーツです。絶対精度を上げる意味でも、また今回のようにギヤの勘合を適正にキープする意味でもお勧めです。どれも飾りじゃないって感じでしょうか(^ ^)。あぁ、これで今日は安心して寝れる。……ボディの修理&塗装、何もしてない…