闇夜の烏の変な世界

とりあえず、何にでも興味持ちますw
日々、気になった事を日記感覚でアップしてみようかと。

オートザムにてアクセラ 12ヶ月点検

2020-09-27 01:38:25 | 日記

オートザムに「アクセラ」の12ヶ月点検に出して来ました。

今までずっとスズキ系の自動車販売店で購入した縁で、点検はそちらに出してました。

今回、購入から4年目にして初めてのマツダ系ディーラーへの依頼です。

 

前回、オイル交換でお世話になったオートザム。

走行距離はさほどではありませんが、期間が長かったので今回はエレメントも交換する事に。

更に、マツダ純正オイルは悪く無いけど、良くもないという巷の噂が気になって…。

マツダのクリーンディーゼルはエンジン内部、排気管(DPF等)が特に汚れるので有名です。

オイルもその一旦に関わってると思われます。

オイル交換チケットがあと2枚あるので、とりあえず今回は純正オイルをチョイス。

これが終わったらリキモリの4200を試してみたいですねー。

 

気休めですが、ディーラーに常備してる(使う人が多いから?)ワコーズの「eクリーンプラス」を投入です。

オイルに添加する、遅効性の内部洗浄剤らしいです。

下手な添加剤より安価なので、レッツチャレンジ。

 

所要時間、およそ2時間。

店内で待ってても間が持たない。

ふと店外を見ると、霧雨の中に100周年記念の「ロードスター(試乗車)」が。

ナンバー取得後の早々に試乗させてもらったロードスターです。

退屈なので周りをグルグルと見学モード。

気付いた店員さんがキーでロックを開けてくれた♪

今回は試乗は無し(買う予定無いし)で、運転席に座って極上の空間を満喫です。

やっぱりタイトで、包み込まれるようなコックピットが秀逸です。

左手をそっと下ろすと、6MTのシフトノブにスッと収まる配置の良さ。

レバー式のサイドブレーキが運転席側(デミオとかは助手席側に生えてて操作し難いのでキライ)にあるあたり、好感が持てます。

MT車に電動パーキングスイッチは、昔の人間な私には好きになれない。

 

パラパラと霧雨が降ってるので、サラサラと幌に当たる音が情緒豊かで心地いい。

昔、幌の三菱ジープを何台も乗り潰したので、雨の日の幌車だけが醸し出す音に心が和みます。

RFだと鉄板に当たる音になるんだろうなぁ。

 

そんなこんなでやっと2時間、車が上がってきました。

エアコンのフィルターやらワイパーやら交換されて、予定より大判1枚も多くなりましたが世話になってるディーラーです、気持ちよくニコニコ現金払い。

 

帰路、エンジンを掛けるとやけに静か。

いつもの振動も控えめに感じる。

聞けば、点火(噴射)タイミングを調整したのだとか。

ずっと乗ってるとこのタイミングというのが微妙にズレるらしく、今回初めてやってもらった。

ってか、最近の車はそんな事もできるんですね、ビックリ。

 

走りだすとやっぱりエンジンが上品で気持ちよく吹けるフィーリングな気がする。

ってか、明確に走りの質が向上した、ナニコレ、面白いw

 

どう表現すればいいのか。

ワンランク上の高級エンジンになったような滑らかな感じ、みたいな。

 

アイドリング時の振動や音の少なさは、やはりオイルを新しくした影響が強く出てるのでしょうね。

逆に言えば、オイルが劣化すると音や振動、エンジン寿命にとっても悪いって事。

自動車用品店で格安オイルとか売ってるけど、あれって大丈夫なのかな?

 

法定部品なので、ブレーキも調整してくれたようですが、アタリが少し滑らかになった程度で極端に操作感が変わってないのも好印象。

今まで調整に出してたスズキ系のお店だと、ガッチガチのカックンブレーキになって戻ってくるのが常でしたから。

それも相当手前で効く設定にされるので苦手だったんですよ(汗

 

途中で気づいたのですが、ウィンドウにガッチリと張り付いて取れなかったイオンデポジットがほとんど綺麗に無くなってるみたい(残ってることはのこってるが)。

無料だというので水による洗車機をお願いしたのだが、もしかして汚れ過ぎてたからサービスで除去してくれたのかな?

何にしても視界がスッキリ、気持ちいいw

 

ってな感じで、初めて「アクセラ」をマツダのディーラーに点検へ出したのですが、やっぱりマツダ車はマツダにお願いしないとできない事が多いと実感。

ちょっと割高なのが気になるっちゃなるのだけど、現状とても満足です。

早く遠乗りに繰り出したいなー。


約30年前、ホンダ入魂の「NSX」!

2020-09-18 23:54:22 | 日記

今日は人生初。

レンタカーですが、ホンダの「NSX」に乗って伊豆箱根を満喫してきました!

仙石原にあるFun2Drive さんで借りました。

以前、「RX7 バサースト」をお借りしたお店です。

現在、コロナ禍で規模縮小営業中ですが、NSXは貸し出し可能です。

約半分の車種(例えばZのNISMOとか)が借りれません。

地元から「アクセラ」で津久井湖をまわり、道志林道(R413)経由で山中湖を抜け、御殿場へ。

あとは毎度の下道で仙石原へ。

着くと店頭にスタンバってるNSXが視界に入る。

「デカイ」!

でも近くに行くと、「ひ、低い!」と感想が変わりますねー。

毎度のお店の方からの説明を受け、少々世間話をすると試乗に出発です。

運転席に入り込むと、色々な意味で予想外が続きます。

先ず、スポーツカーだからタイトでリクライニングもしないカチカチのシートを想像。

実際は本革で、サポートが低くクッションが適度にある座りやすく、快適なのに驚き!

シートは「電動」で、各調整はスイッチ一つで自由自在。

電動前後スライドは、車内が狭いため、乗降時に大変に重宝します。

ハンドルは当たり前ですがエアバックとか付いて無い、小径なスポーツカー然としたもの。

テレスコピック等ありありなので、自分のポジションがシッカリと取れます。

メーター類は近年のホンダ車のような多色多用でキンキラネオンとは全く異なり、アナログでシンプル。

これが実に視認性が良く、懐かしくも好感度高いw

ポジションは極端に寝そべるものでは無いため、これなら快適に車内で過ごせそう。

ペダルの配置は、実に自然で、踏力への反発も悪くない。

強化クラッチとか入ってないのか、普通車よりちょっと重い程度なので頻繁なシフトチェンジも楽かな。

シフトレバーは当然、ショートストロークですが、感触は想像以上に「普通」。

一つ想定外だったのは、「パワステ付いて無いですから」と言われた事。

いやいや、この太いタイヤでパワステ無しって、低速で転回させようとすると岩のように重い!!!

昔レンタルしたS30のフェアレディZに匹敵する超重ステです💦

ナビの設定が無いので、スマホにYahoo!ナビ入れて来たものの、サンバイザーに留めるクリップが行方不明で接地場所に困惑。

車内にスマホを置けるスペースが全然見つからない、まぁこれは何とかなるか。

走りだすと、思ったより普通に走れる事にちょっとした感動を覚えた。

と同時に、恐ろしく着座ポイントが地面に近く、エンジンの無い短いフロントで、前方道路が間近で流れる事にスピード感が増します。

40Km/hで走っていても、全然速く感じるのですね。

シフト操作、車両感覚を掴みながら、一路海方面を目指します。

にしても、対向車や箱根の観光客の視線が突き刺さりますね💦

超絶、目立ちますから…。

箱根の登山電車と何度も交差しつつ、勝手知ったる箱根の道路をゴキゲンなNSXでノンビリと走る。

夢のような体験です。

箱根湯本駅の付近では、観光客が「何、あれ!」みたいな顔して反応してる。

幸いなことに、回転数を上げてないからか、エンジンも排気音も常識的な音量で下手な改造車に比べればとても静かに走りますw

ちょっと不満な事といえば、ガードレールと目線が限りなく近いため、左右の景色はあまり見えません。

西湘バイパスに入り、いよいよ眼前に海が広がります。

ちょっとした感動です。

失敗はETCカードをセットしてなかったため(伊豆方面はニコニコ現金払いだからと…)最初の料金所でドタバタと腰の財布を探し、現金払いにけっこう苦戦した事でしょうか。

あとは平日の真鶴道路を流れに乗ってノンビリと伊豆方面にドライブです♪

NSXはスーパーカーとも言えるスポーツカーだから、乗り心地はガチガチと覚悟してたのですが、これは完全に外れました。

今の基準からすると小さいホイール(ハイトのある低扁平率のタイヤ)による乗り心地向上か、とても快適なんですね。

勿論、普通乗用車に比べれば硬いのでしょうが、足が魔法のように綺麗に動いてる印象で路面が荒れててもスーーっと滑らかに通過してくれる。

NSXは世界初のオールアルミモノコックを実現した車です。

実際に乗ると、ボディが物凄くガッチリと固められてるのがハッキリと判ります。

硬めてるのだけど、アルミなせいか軽快感が素晴らしい。

サスペンションは追従性が恐ろしく高く、常にボディーが路面と並行してなだらかに走ります。

軽いだけでバランスが悪い車みたいに、急にガッコン!と突き上げられてバランス崩したり、ボディが激しく振り回される素振りは、NSXからは全く感じられません。

もしかして、フォーミュラーカーってこんなフィーリングなのかなって、想像してみたりした。

とても30年近く前の車の走りとは思えません、現代でも十二分に通用する走りです。

ハンドリングは、これが超が付くほどニュートラルで素直。

思った方向に大きなNSXが気持ちよく向きを変える様子は、楽しくて仕方がない♪

ただ、速度が落ちてくると例の重ステが露呈してきて片手でハンドルを操作するのは厳しい。

40~50km/hも出てれば、それ以上ではハンドルの重さも心地いいものになるあたり、パワステの無い車のナチュラルさであり、面白さと懐かしさが交錯する。

海岸線は狭く、カクカクと結構な急カーブが続く。

実は現行のNSXもレンタカーとしてお店にあったのを見たのだが、これは幅がデカ過ぎて日本で乗る車ではないというのが実感だった。

借りた初代のNSXは今の基準では十分にナローだから、こうした狭い道も想像以上に水を得たように走りやすい。

ただ、ミッドシップの後輪駆動なので、アクセル操作は慎重に慎重を重ねて走ります。

滑らせて壊しでもしたら大惨事ですから💦

連なるコーナーを「気持ちいいー」って笑顔で楽しんでたら、あっという間に見知った真鶴の駅前に。

10年ほど前、この町に仕事で通った事があるので、懐かしさがこみあげる。

先日、自分の「アクセラ」で走った、三ツ石までの半島小道をNSXで走ってみる。

途中から一方通行になるので、対向車を気にしないで良いから、激狭道でも恐怖感無く走れます。

ケープ真鶴の手前にある駐車場にNSXを停めた(場内は有料で1000円も取られます)。

いや、ここで枠内にNSXを入れるのに切り替えしでハンドルとメッチャ格闘して汗が凄い事にw

降りて眺める。

改めて低さと長いお尻にため息が出る。

今はこんなデザインの車、ほとんど無いですよね。

ケープ真鶴(仕事で来たなぁ)に寄り、お土産でもと思ったが、見回してもめぼしいものが見つからず断念。

コロナ禍のせいか、人が少なくちょっと残念。

海を見ながら身体を伸ばし、小休止モードですw

この日は気温が夏の残り香と言わんばかりに上がりました。

幸い、NSXのエアコンが生きてるため、走行中は本当に快適で助かります。

真鶴を後にし、湯河原を横目に熱海方面にNSXを流します。

まわりの車が減ったところ、直線でシフトダウンして加速してみる。

背中からVTECのL6 3ℓエンジンの咆哮が高まり、景色が勢いよく流れていく♪

うわぁー、爆速では無いけど十二分に官能的で速い!

聞けば、NSXは故本田宗一郎 の肝いりで、あのアイルトン・セナも開発に関わったと聞く。

言わば最盛期のホンダの気合がてんこ盛りの一台になる。

当時のF1パイロット、中島悟がプライベートでも乗ってたってのは有名な話。

なるほど、これだけリアルにスポーティーなNSX、伊達では無いワケだ。

熱海を抜けると、道路のあちこちで工事が目立ちだし、渋滞で坂道発進を繰り返すようになった。

現オーナーの設定で、クラッチが物凄く手前でミートする設定にされてるので、慣れないと回転数だけ上がって繋がらない。

おまけに、走行中はコクコクとスムーズに入るシフトも、一旦停止すると1速もリバースも少しもんでやらないと突っ掛かって入らない事がある。

一度、坂道発進になった時に1速からギヤが抜けて後続車に向かって思いっきり下がってしまった💦

相当怖かったのでしょう、その後は後続車はもの凄ーく車間を開け、後方を走ってました。

「ごめんなさい」w

坂道発進は、サイドブレーキで発進すればかなり普通に走るのだが、これが私が嫌いな「助手席側にサイドブレーキレバーが生えてる」タイプなのです。

狭い室内な上に、かなり助手席側に伸ばした左手で、上下させるという無理が姿勢で操作がとても不自然でやりにくい。

結果、本当の急な坂以外ではアクセルでタイミング取って一気に発進させました。

海岸線道路はトンネルが多い。

NSX、初期型はリトラクタブルのヘッドランプです。

通称、スーパーカーライトですw

これはハンドル右手のダイヤルで簡単に操作できるのですが、いかんせん昔の車。

明るさが本当に足りない😢

ただ、ライトがせり上がると運転席から見えるので、これがとてもワクワクする♪

下田方面を目指して走る。

法定速度でも十二分に楽しさが溢れるNSX。

運転してるだけでワクワクし、上機嫌になる。

二車線道路では次々に周りの車が追い抜いていく、軽トラにも抜かれたw

でもそんな事、全然気にならない絶対的な存在感がNSXでは包まれる。

勿論、飛ばせば速いのは直感的に判るけど、レンタカー壊したくないし、そうしなくても楽しいのでしない。

目的地として目指してた、道の駅 伊東マリンタウンに到着。

ココは海辺に面したちょっと大きめな道の駅。

けっこうな広さの無料駐車場がある。

で、又しても駐車場で非パワステと大格闘、周りから奇異の目線が…。

NSXは2ドアなので、結構広く開く。

なので、乗降は低い割に楽だが、左右が開いてる奥まった場所に停めた。

道の駅で昼食タイム。

結構な数のお土産屋も入ってて、これは家族連れでも満喫できそう。

食事処も複数入ってたが、せっかく海に来たのだから海鮮系は外せません♪

という事で、「伊豆太郎」さんに入り、海鮮のっけ丼を注文した。

お値段2,000円を少し超えてしまいますが、メニューの中で一番ソソられましてw

味噌汁からは磯の香り(海藻が入ってるね)が立ち上り、新鮮なはごたえのネタが舌を楽しませます♪

う~ん、やっぱり海に来たら海鮮系は外せません、大満足です!

今回のレンタカー、貸出は6時間(100kmまで)のプランです。

この道の駅までは、片道約60kmですから超過料金が必要になります。

事前に目的地を説明してあるので、戻ったら清算しましょうと話を通してあります。

さて、マッタリと寄り道しながら走ってたら思いのほか時間が押してます。

後ろ髪ひかれつつ、道の駅を後に帰路へ。

NSXも宇佐美で海岸線とお別れです。

有料道路へ向かうため、一路 亀石峠ICへ。

ここからは伊豆スカイライン、有料道路です。

こういったワインディング道路はNSXだと面白くてたまりませんw

熱海峠料金所、現金払いなので背の低いNSXだとやりとりが大変。

一生懸命窓から手を伸ばすも、相手はしゃがんで対応しないと届かない。

ご迷惑おかけします~。

ここからは熱海箱根峠線、十石峠に入ります。

道路は気持ちいいのですが、何やら先方の雲行きが怪しい。

途中、小さなパーキングを見つけて小休止。

ライトとワイパーの操作を再確認です。

人目を惹いてしまう…

長いお尻w

結構大きなトランクになってました。

思った以上に運転席は前輪寄り。

美しく、浮世離れしたデザイン。

もうこんな車、日本からは出て来ないのでしょうか。

当時のホンダに敬礼!

走りだすとあっという間にガスが流れ始める。

昔から十石峠に来ると高い確率でガスが出る。

完全に雲の中に入った状態で、風に巻かれて流れが早い。

夕闇に包まれたようにあっという間に暗くなる。

ヘッドライトを点灯しても、ガスが濃くて視界がほとんど無い。

ワイパーも頻繁に動かす必要で、嵐の海を進むような悪天候。

景色は全く見えず、辛うじてセンターラインが見えるので頼りにしてオーバーランに気を付けて進む。

ミッドシップのためか、明らかにステアリングに「すべるぞー」って手応えが伝わる。

NSXにはハイグリップタイヤが履かされており、晴天舗装路は限界が高いが、一旦ウェットになるとノーマルなタイヤより簡単に滑るから注意してと事前に言われている。

雨の日を考慮するから、一般的な乗用車がハイグリップタイヤを標準に履かせない理由はココですね。

霧の中をVTECのサウンドに包まれ、ワインディングを進む。

そんなこんなで、箱根峠近くまで進んだ。

急にガスが晴れ、路面がドライになった。

時間が6時間ギリギリ、ちょっと気が焦る。

レンタカーは燃料を満タンにして返す。

通常営業時は、走行距離から規定の燃料代(割高になるそうです)を払う事も可能なのですが、コロナ禍で従業員が少ないため、今は必ず所定のガソリンスタンドで満タンにして返して下さいと指示された。

湖尻を抜け、指定されたガソリンスタンドで給油、満タンに。

お、思ったより燃費悪く無いみたい。

早々に店舗に向けてNSXを最後のプッシュ。

箱根をNSXで走る、何て夢のような体験でしょうw

仙石原に入り、ススキで有名なビュースポットを横切る、意外にもうかなり穂が出て人が多い。

ロープーウェイの真下をくぐったり、箱根らしいポイントもいつもと違い新鮮に見える。

お店に着くと、6時間を僅かに超えてしまったが、「楽しめましたかw」とにこやかに迎えてくれた。

計算すると120kmちょっと走り、超過分を支払った。

なんの、これだけ楽しければ超過料金なんて微々たるものですw

暫くお店で話が盛り上がり、お礼を言って自分の「アクセラ」に乗り込み、帰路へ。

「また高級サルーンに乗ってるような錯覚に襲われるんだろうなぁ」と走りだす。

前回、RX-7 バサーストを借りた後は、自分の車がブワンブワァンのモコモコに感じて違和感が暫く取れなかった。

それほどRX-7がスパルタンで、乗り心地と言えるものがあって無きがごとしの酷いものだった。

今回、NSXもスポーツカーだから、乗り換えればそんな感覚に襲われると予想してたが、ほとんど違和感が無い。

唯一の違和感は、ハンドルが壊れたように軽くクルクル回せる事ww

軽い、軽すぎるぞパワーステアリング!

「アクセラ」にはAutoExeの スポーツダンパーを入れてるが、スプリングはノーマルだから少し締まった程度です。

NSXでも大差無いとするなら(勿論、コーナリング限界は段違いに高い)、当時でもツーリングというか日常の足にも十分使える懐の深さをNSXは持っていた事になる。

それでいて、サーキットまで対応できたというのだから、ホンダのNSX、今の目線で見ても素晴らしい技術力だと感心しないわけにいかない。

今回借りたNSXは最初期型でパワステが無かった。

正直、両腕がパンパンですw

体力、腕力に自信が無い方はパワステの付いたNSXにする事をお勧めしますね。

私は幸いにして、仕事で1kg近い商品を数百~数千個、上げ下ろしをしてるので年齢にしては体力があったw

丸一日、座れずに立ち仕事で階段も頻繁に登り降りする。

デスクワークしてた昔だったら、ちょっと辛くて楽しめたかどうか。

と、丸一日楽しんだNSX。

前日に誕生日だったので、良い思い出になりました!

さて、次は何を借りて楽しもうかなww


巷で噂のSUV 「ヤリスクロス」に試乗体験

2020-09-16 21:12:46 | 日記

本日休日。

コロナ禍でまだまだ世間がザワつく日々。

昨日は神奈川県の新規感染者が80名と、久しぶりに100人割ったとニュース。

それでもまだまだ死者が出てるし、怖い事に変わりはない。

特効薬が無い現在、準高齢者たる当方にとっては危険です。

 

それでも家でじっとしてるのは勿体ない感が。

用事で「アクセラ」を出すついでに、気になってる車を見れそうなお店に電話。

見学オッケーとの事ですが、「下取りの車は何になりますか?」との質問には躊躇した。

いえ、車見たいダケで、アクセラを直ぐ手放すつもりはないのですから(汗

 

トヨタのカローラ店に「アクセラ」を向けた。

この店舗、同じ建物で隣にフォルクスワーゲンが繋がってる少々珍しいお店。

もう10年以上昔、家の車を1台に纏めようと候補車を探す過程で、親父とVWで「ゴルフ」

を試乗したのが懐かしい。

 

過去のblogにも書いたが、当方は昔っからトヨタディーラーとの相性が悪い。

ネッツトヨタ横浜本店では、全く相手にされず、「早く帰れこのやろう」みたいな扱いを受けた。

地元のカローラ店では、対応してくださった営業さんの上司らしき人が後ろから「こういう客は

どうせ買わない。忙しいんだから早く切り上げろ。」って言ってるのが耳に入って腹立ったので

返ってきた(聞こえてないと思ってたらしい)。

結局、親身に対応してくれたスズキ系のディーラーでスズキ車を買った経緯がある。

ともかく、トヨタとは縁が無いのです。

 

気持ち切り替え。

ディーラーに着くと営業さんが早速、「ヤリスクロス」に案内してくれた。

実車は背が高めという事と、リアランプが水平基調で全体に数字より大きく見えた。

マツダ系ディーラーと違い、次から次へと軽いテンポで要領よくポイントを説明してくれる。

最近のセオリー通りというか、ボンネットが短いので開口部は横長ですね。

マツダの「ロングノーズ」調な古典的英国スポーツカーのデザインとは印象が大分違います。

 

個人的に目(ライト)が凄く気になってました。

ポルシェのカイエンっぽいデザインだなって想像してたけど、ソレとは随分違って面白い。

 

ライトから真下に連なるLEDはウィンカーになってる。

点灯してもらったが、マツダ「CX-30」のようなギミックは無い普通の点滅だが、視認性抜群。

 

ボンネット端がこれだけ高い車、最近だと珍しい気がした。

まぁ、「ライズ」とかも結構高いみたいだけど。

横から見た印象は、全体的なラインは先代「ハリヤー」を寸詰まらせた感じで力強い。

ウィンドウが広めなので、視界はとても良さそう。

リアは最近のトヨタSUVの似通った印象で、特筆すべき点はあまり見受けられない。

というより、フロントにレクサスよろしくガバっ!とでかい下広がりの口を設ける上品とは言えない

デザインをほとんど感じさせない処理が好印象。

 

運転席に座らせてもらう。

上位のメーターパネルが採用されてるとの事で、安っぽい大型液晶ではない辺りに遊び心が見て取れる。

が、タコメーター(非ハイブリッド)とスピードメーターが筒状に飛び出してるのは面白いが、口径が

小さめなのに数字は大き目というあたりにチープさと視認性の微妙さが。

シンプルな室内のマツダ車に見慣れてるせいか、全体にゴチャゴチャした印象が否めない。

とはいえ、ホンダ系の車に比べれば良く整理されてると言えるの、かな?

 

最近は搭載車種が軽自動車を含め増えている、ヘッドアップディスプレイは無かった。

なので、余計に見る機会が多いメーターの奇抜さが気になりそうです。

 

ハンドルはかなり小径。

パドルシフトは付いて無かった。

 

荷室を見せてもらうと、いやいやネットや情報番組で絶賛するの判る気が!

広いです、ええかなり。

後部座席を倒した時に現れる空間は、前輪外したMTBなら余裕で飲み込むキャパありです。

シートそのままでも、荷室に奥行きがあるので、高さの無いものならかなり詰めそう。

この辺り、サイズ的に競合しそうな「CX-3」と比較すると、完全に「ヤリスクロス」の圧勝!

内装の質感に関しては、デザインなら勝てるかもしれないけど、後席の広さ等を見るとやはり勝てない。

ヤリスクロス、スゴイ。

 

試乗させてもらえる事になったので、運転席で準備を始める。

よく見ると、あちこちにボタンが沢山あるが、「CX-30」等の統一されたタッチのボタンに比べて

安っぽい。

まぁ、どこにコスト掛けるかはメーカーの匙加減、こんなものですよね。

 

エンジンを始動し、試乗開始。

SUVらしい高い目線で見切りがとても良い。

それと、最近では珍しい ボンネットの端が見えるので、車両感覚が掴みやすそうで超好印象!

 

一般道に出ると、直ぐに足回りの印象が。

なんか固目っぽいんだけど、段差を超えたりするときの足の動きが凄く滑らか。

路面のザラつきや凹凸をほとんどハンドルに伝えてこない。

なのに走ってる時のインフォメーションはしっかりある、なんか面白い感触です。

 

ボディー剛性がとても高いの、素人の当方でもよく判ります。

サスペンションのストロークは決して多くは無さそうですが、多少シットリと落ち着きがあります。

でもちょっとキビキビと走るのも苦手では無いようで、これはワインディングとかで気持ちいいかも。

 

CVTと聞いてたので期待はしてませんでしたが、出だしから回転が先行したり、ヒューーーンと

ベルトが鳴く音が聞こえたりというネガはほとんどありませんね。

流石にMT車みたいにキビキビとレスポンス良くとは行きませんが、普通につかうなら不満無さそう。

スポーツモードも試させて頂きましたが、マツダのガソリン車に標準のソレがかなりやる気を見せる

のに対して、そんなに劇的に変わらないみたいです。

 

にしても、普段が見切り最悪とも揶揄されるデザイン最優先のマツダ車のせいか、ヤリスクロスの

死角の少なさは心理的に凄くありがたい。

最近の車にしては横幅も控えめなので、狭い道路も躊躇せずに入っていけます。

 

センターに聳える大画面のパネルはナビになったり、オーディオになったりとマルチに使えるらしい。

コレが小さなモニターに制限されるマツダ車に慣れてる当方には、途方もなく大きく圧迫感がある。

つくづく、インフォメーションは大画面がありがたいと痛感しますね。

 

シフトレバーの根本付近、センターコンソールにはAWDのモード切り替えや、電子パーキングのスイッチ

が並んでますが、慣れてないので毎回見ながらの操作。

これはオーナーになったら身体が覚えるのでしょうからこれで良いのでしょうが、ちとチープさが気になる。

 

シートの作りは、良くも悪くもなく、実に「普通」という印象。

シャーシを固めた分、入ってくる振動をシートがいなしてる感じがします。

長距離でどうかは分かりませんが、普段町中で使うには取り回しも良く、楽しい相棒になる事が予想

できる「ヤリスクロス」。

 

最後に簡単に試乗したグレードで見積もってもらいました。

「安い」と思ってたら、マツダ車なら「標準装備」な機能の大半がオプションに。

同程度になるように加えて行ったら、「CX-3」と値段大差無い額になってしまった。

 

よくマツダ車は高いと言われますが、標準装備が充実してるので内容を見ていくとそんなに割高で

無い事が判ります。

トヨタは割安な印象でしたが、原価がそんなに変わらないと考えれば、レスオプション化で安く見せる

事で、実際はそう変わらないと再認識した次第。

 

まぁ、それにしても「ヤリスクロス」、久しぶりに「これかなり良くないか!」と心揺れた一台でした。

 

判ってはいたけど、やっぱり「トヨタ」。

本気出したら凄いですねーw