今日・明日、2日間で行われる『学びの共同体研究会』冬季研究会に参加するために熱海に向かっています。
高知上空から写した雲海の写真を紹介します
◇学校便りは(ココ→)【校長室】(PC専用)
◇最新号は(ココ→)『学校便り第38号』(PC専用)
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はじめて「啐(そっ)啄同機」(そったくどうきorさいたくどうき)という言葉を聴いたのは、15年ほど前に南米ヴェネズエラのカラカス日本人学校に勤務していた頃、 中澤 崇美 校長先生が、全校生徒の前で話された時と記憶しています。
中澤校長先生の話は、印象深いものが多く、いくつも記憶に残っています。その中でも特に「啐(そっ)啄同機」の話は、心に残っていいます。
この「啐(そっ)啄同機」という言葉を、山代中校長室に飾られている額の中に見つけていて、以来いつかはこの言葉を題材に話してみたいと思っていました。
昨日(1/8 金)、冬休み明けの最初の全校集会で、「啐(そっ)啄同機」を題材に話をしました。以下、学校だよりにまとめたものを紹介させていただきます。
『「啐(そっ)啄同機」とは?(インターネットで調べてみますと、「禅語」とあります。)
・「啐(そつ)」・・・卵からヒナがかえるとき、ヒナが内側から卵の殻をコツコツつつき、親鳥にシグナルを発信している様子。
・「啄(たく)」・・・親鳥が外側から卵の殻をつついて割ること。
ヒナが卵から出てくるときの「啐(そつ)」と親鳥の「啄(たく)」のタイミングは、見事に呼応しておりそのことを「同機」というのだそうです。ヒナと親鳥の絶妙なタイミングがあって,健康なヒナが生まれて来るのですね。
親鳥とヒナに限らず、親と子、教師と生徒の関係においても「同機」は、大切なことだと思います。そのために親(大人)や教師は,子ども(生徒)と関わり,コミュニケーションを多く持って,子ども(生徒)の変化(啐(そっ))に敏感に対応できるように心がけなくてはならないと感じています。また,大人自身も成長の歩みを止めてはいけないと思っています。
子ども(生徒)は,「なぜだろう?わかりたい!」「できるようになりたい!」「将来,自分はこうなりたい!」「大切な人を幸せにしたい」・・・など,自分を前に進める,自分を変える,向上心を持ち続けることが大切です。人生の荒波に立ち向かっていくのは,自分(生徒)自身です。素直にそう思えたときに,周囲からの温かい励まし(啄(たく))を感じるのでしょう。
私自身,まだまだ「啐(そっ)啄同機」という言葉を充分に理解できていないと感じています・・・しかし,価値ある意味深い言葉の一つとして大事にしたいと思っています。』
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