後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

雑木林のお好きな方のために(1)3種類の雑木林

2008年11月23日 | 日記・エッセイ・コラム

このブログは、「山林・杜の人のブログ」を主題にして、「クルーザーヨットのブログ」という副題で、記事を書いたり、写真を掲載しています。僕は生まれつきすぐイライラしたりカッとなったりする人間なので山林やヨットをみると心が落ち着くのです。しかし短気でない人々でも山林やヨットが好きな方が多いのも本当です。

そこで主題のことをもっと取り上げてみようと思います。若いころから雑木林が好きでした。35年ほど前に、山梨の山林を買って、小屋を作ったのもそのせいです。

山梨へ数しげく通っていろいろな雑木林を見たり、林の中を歩きまわったりすろと3種類の雑木林があることに気が付きました。(1)農民が手入れしている美しい林、(2)都会の人々が手入れしている林、(3)人間が放棄した林、の3種類です。

したの写真の紅葉の林の向こう側は高台になって畑が広がっています。寒い北風を防ぐ重要な林として、農民が下枝を切ったりして仕上げていった美しい雑木林です。

手前の水田は多量の水を使いますので低い谷を平らに広げて使っています。このように美しい雑木林は農業の重要な一部として代々大切にされてきました。

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人間が手入れをしないと雑木林は見て美しいと感じないものです。

下の写真は小屋の窓の外の林です。毎年、下草を丁寧に刈ってもらっています。

一般的に別荘の管理費の多くは周辺の林の下草刈りと倒木の除去に使われます。

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昔は、村人は山から採ってきた薪で風呂を焚いたり炊事をしました。囲炉裏の燃料も薪です。したがって村人は山を大切に管理して常に薪が絶えないようにしました。もちろん家を作る材木は高価で、林業は重要な産業でした。しかし日本の高度成長が始まると農村でも薪がプロパンガスに変わり、材木は外国から輸入されるようになりました。もう山林は必要が無くなったのです。人々は昔から育てていた雑木林を放棄してしまったのです。そのような林の写真を2枚ご紹介いたします。

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このような荒れた雑木林が本来の自然な雑木林です。11月22日の午前中に散策しながら写真をとりました。40mくらい離れて20匹くらいのサルの群れがつかずはなれず附いてきました。自然林は野生のサルが好きようです。

この自然に近い雑木林の良い点は次回に書きます。(終わり)


2 コメント

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藤山様 (ひかるの)
2008-11-23 11:32:33
藤山様

私の家も昔は 燃料といえば 薪でした。
冬が近づくと、山に行き、雑木を切り出し、それを家まで担いで
運ぶというのが 子供たちの仕事でした。
それを決まった長さにのこぎりで切りそろえる、そして斧で割る、
懐かしい思い出です。
50年前は 風呂も台所の煮炊きも薪でした。
ご飯はかまど、おかずは七輪 風呂は五右衛門風呂、
炬燵は掘りごたつ、昭和30年代の田舎の典型的な生活様式でした。
 
こんな生活を経験していたから、インドでもネパールでもタイでも
生活の違和感は感じずにすみました。

                               ひかるの

                        
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ひかるのさん (藤山杜人)
2008-11-23 13:19:29
ひかるのさん

コメントありがとうございます。
昔の生活を思い出して頂きまして、嬉しく思います。
人間は昔の生活を時々思い出して、現在の生活の良いことと悪いことを理解してみると人生が豊かにあるような気がします。
ひかるのさんのアジアの風物詩が心に沁みるのもそのせいでしょうか?
有難うございました。
敬具、藤山杜人
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