後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「私の趣味は民族の文化や社会を調べること、一例はタイ」

2024年08月30日 | 日記・エッセイ・コラム
自分は若い頃からいろいろな民族に興味がありました。いろいろな民族の文化や社会を調べることが趣味でした。文化人類学が趣味でした。
いろいろな民族の日常的な行動や街の様子を調べると、その地域に根づく文化や社会などのしくみが分かるのです。「人間とはどんな生き物か?」ということ興味があるのです。現地の生活に入り込んで調査するフィールドワークにも興味があります。
そんな私の趣味で取り上げた民族は、ドイツ人、アメリカ人、アイヌ、中国人、そしてインドネシア、ベトナム、タイ、ミャンマーなどの諸民族です。
そこで日本の大乗仏教とミャンマー、タイ、ベトナムの上座部仏教の違いを分かり易く書いてみます。大乗仏教と上座部仏教の2つの決定的な違いは次の2つになります。

(1)上座部仏教では200以上の戒律を守らなければ釈迦の教えを理解し悟りの境地に至らないと教えています。戒律を守るために出家するのです。
一方、大乗仏教では殺生戒以外の戒律はありません。出家しなくても釈迦の教えを理解し悟りの境地に至ることが出来ると言う教義です。

(2)上座部仏教では釈迦を最高位に据えて崇拝します。
一方大乗仏教では全知全能の宇宙神の盧舎那仏や大日如来が人々を教え導くために釈迦になったという教義です。従って釈迦は宇宙神の化身です。誤解を恐れずに書けば釈迦は盧舎那仏や大日如来の部下なのです。家来なのです。このように大乗仏教では抽象的な概念が仏像になっているのです。これは中々理解し難い教義です。

そして大乗仏教の仏像には観音様や薬師如来や弘法大師像やお不動さんなど沢山あります。しかし上座部仏教では像は釈迦像だけです。ここが決定的違いです。

さて上記のことをもう少し厳密に示します。
上座部仏教では上記のように具足戒(出家者の戒律)を守る比丘・僧伽(サンガ(教団))と、彼らを支える在家信徒の努力によって初期の釈迦の教えを純粋な形で保存してきたとされています。
大乗仏教では後代の時代ごとに仏典やお経が作られましたが、上座部仏教では同一の内容のパーリ三蔵が継承されて来ています。

このように日本の大乗仏教とミャンマー、タイ、ベトナムの上座部仏教と比較してみると日本仏教の特徴が簡単に分ります。
3枚の写真はタイの托鉢の風景とお寺の写真です。写真はインターンットからお借りしました。



続いてタイ王国の風景をお送り致します。
首都バンコックの写真と地方の風景写真を4枚お送り致します。写真はインターンットからお借りしました。

さてタイと日本は第二次世界大戦の前から強い絆がありました。
1942年には日泰文化協定が締結され、柳沢健を館長に日泰文化会館がバンコクに建設されることになったのです。しかし日本の敗戦により完成しませんでした。
現在、タイにおける在留邦人は81,000人以上も住んでいます。(2020年10月)。世界有数の在留邦人社会があるのです。
タイは親日国なのです。、アサンプション大学ABACポール研究所の世論調査によると、タイ人が一番好きな国は日本なのです。
またタイは高度経済成長をしました。
経済の安定や外国企業の積極的な進出を背景に、1980年代以降の高度経済成長はすさまじく、1985年から1995年にかけての10年間、タイは年間平均9%の経済成長率を記録しました。
タイ統計局によると2015年のタイのGDPは約3,952億ドルであり、東南アジアではインドネシアに次ぐ経済規模です。同年の1人あたりのGDPは5,742ドルであり、隣国のカンボジア、ラオス、ミャンマーよりはるかに高い上、先述のインドネシアよりも高い数値となっています。
出典は、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E7%8E%8B%E5%9B%BD でした。

今日は私の趣味は民族の文化や社会を調べることです。一例としてタイの文化や社会をご紹介いたしました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。