後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「夏の名残りの花々の写真」

2024年09月09日 | 日記・エッセイ・コラム
この夏は連日の猛暑で大変でした。数日前から少し涼しくなりました。
季節の変わり目です。立秋はとっくに過ぎましたが、最近やっと本当に秋がやって来るという感じが致します。
そこで今朝は「秋立つ」という季語を用いた俳句を読んでみました。
下に私が気に入った幾つかの俳句をご紹介いたしま

秋立つや雨後の夕ベは樹も匂ふ    田口泡水

秋立つや軽井沢にて購ふ髪飾り    柴田蓉子

秋立つや残り風鈴鳴りやまず     永野秀峰

身ほとりに物を少なく秋立ちぬ    田中藤穂

川波の縹渺として秋立てり     斎藤道子

灯台の白さに風の秋立ちぬ     須藤常央

秋立つや山に小さな美術館      前田達江

熊笹の鯖街道に秋立ちぬ      大島翠木

秋立つや蝉声はたと止むあした 久保晴子

以上は季語、「秋立つ」の句集(http://www.haisi.com/saijiki/akitatu.htm)より。

「秋たちぬ」とは美しい言葉です。秋風が吹き清涼の季節が始まるという情感が込められた言葉です。
そこで以下に過ぎ去った夏の花々の写真をお送りします。
はじめの2枚は自宅の庭で撮ったものです。残りの3枚は三鷹市緑と花の広場で撮りました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)

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