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後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

悲しい風景と幸せな風景の大きな違い

2012年07月25日 | 日記・エッセイ・コラム

悲しい風景とはどういう風景でしょうか?幸せな風景とは何を意味するのでしょうか?

人は見る風景から悲しみを感じたり、幸せを感じたりします。しかしその理由は人それぞれ違います。歩んで来た人生の道によっても違います。病気のとき、健康なときによっても違います。

ですから余計なことは書かないで、下に3対の悲しい風景と幸せな風景を示します。

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上はアイスランドの荒涼とした風景です。悲しいと感じる人もいるでしょう。逆に元気が出る人もいるかも知れません。

下は同じアイスランドの夏の風景です。夏が来るとこんなにも花々が咲くのです。幸せを感じます。(写真の出典は、アイスランド風景写真集です。)

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次は九州の炭鉱のあった軍艦島の写真です。

写真は江島達也さんの許可を貰って彼のブログからお借りしました。出典は、http://hayabusa-3.dreamlog.jp/ です。

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下は同じ炭鉱住宅に人々の幸せな生活があった頃の写真です。

この2つの写真を見て、私は炭鉱会社の無神経ぶりを怒っています。使わなくなったアパートを整理整頓して綺麗にして置くべきです。

要らないから打ち捨てたという心の荒廃が悲しいのです。

よく軍艦島を産業遺産として残すべきという主張を聞きますが、それなら当時の状況を再現して、綺麗に復元すべきです。

現在の状態なら全てを撤去して、樹木を植え、美しい島にすべきです。

「打ち捨て」は人間の心の荒廃の証です。悲しいです。恐ろしいのです。

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次は原爆投下後の長崎の浦上川の風景です。

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原爆を落としたアメリカ軍人は平気でした。いや喝采を上げていたかもしれません。その心が悲しいのです。そして勿論、長崎の原爆で死んだ6万人余の人々こそ哀れです。これほど悲しい風景は無いと思います。

一挙に26万人余の人が亡くなった広島の原爆でも、同じような風景が延々とあったと思います。

しかし現在は変わりました。同じ場所の現在の風景です。

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人間は複雑な生き物です。私には言葉がありません。

ただ、今日も皆様のご健康と平和を祈るばかりです。虚しい祈りかも知れませんが祈ります。後藤和弘(藤山杜人)


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