季節のうつろいは早いものです。ロウバイと梅が咲き、コブシ、白モクレンが咲き、桃、桜が満開になり春が過ぎ行きました。
最近は藤の花が咲き出して初夏のような日々がやってきました。
藤の花は実に夢幻的な淡い紫色で、眺めていると優しい気持ちになります。
嗚呼、いかにも日本的な色彩だとしみじみ思います。桐の花の色とも違いますが共に上品な香りがします。
藤は日本固有種です。縄文、弥生の古くから人々に愛されてきた花です。
万葉集では藤の花を藤波と言って数十の歌が詠われています。
私も藤の花が好きで栽培種と野生の藤の花の写真を沢山撮りました。
野生の藤は他の木に巻きついて大きく成長し山の新緑を一層美しく飾ります。山藤の蔓は上から見ると左回りで栽培種とは逆です。
今日はまず以前に撮った山梨県の甲斐駒岳の麓山藤の写真を3枚と栽培種の藤の花の写真を2枚をお送りします。