後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「中世戦国時代そのままのロシアの考え方」

2022年04月19日 | 日記・エッセイ・コラム
どの人間も心の底には悪魔のような考えを多少持っています。しかし理性がそれを抑えています。ところがロシアの大衆はウクライナへの武力侵攻を命じたプーチン氏を支持しているのです。ロシア人の80%以上が武力侵攻を支持しているのです。これは21世紀に中世のヨーロッパの戦国時代そのままの考え方が生き返ったようです。武力で領土を拡大する戦国時代です。

1番目の写真はモスクワでのプーチン大統領を支持する大集会の写真す。

2番目の写真はモスクワでの大集会で大衆に感謝しているプーチン大統領です。

そこで今日は中世のヨーロッパの戦国時代はどのようなものだったかを書いてみたいと思います。
そのために中世の戦国時代に出来たドイツのローテンブルグの町の様子を例として取り上げます。ローテンブルグには私自身が1969年に3ケ月住んでいました。
ローテンブルグはドイツの中世のままで16世紀の町並が現在でも残っています。住んでいたローテンブルグの町の迷路のような路地裏を歩いていると自分が中世の人間になってこの町に暮らしているような気分になります。
そこで観察した中世のドイツの町の特徴を書いてみます。

(1)ドイツの中世の町は堅固な城壁に囲まれているのです。
ドイツでは商人だけでなく農民も城壁の中に住んでいて朝になると城門が開き、周囲の畑に出て農作業をします。そして夕方になると農民は城壁の内側に帰って、城門が固く締められるのです。

3番目の写真はローテンブルグの城門です。門の上の高い塔は敵襲を見張るための塔です。常に敵襲を見張っていたのです。自分で撮った写真です。

4番目の写真は城壁を内側から撮った写真です。自分で撮った写真です。
このように城壁の内側には町をぐるりと囲んで屋根のついた歩道が作られていました。中世にはこの歩道の上を衛兵が周回して攻めて来る敵を常に見張っていたのです。
(2)ドイツの中世の町は石造りです敵の侵攻に対して要塞のように作られておりました。
(3)中世の町では中心に必ず広場があり市役所があり、独立国として統治されていました。
市役所には市長を兼ねた領主がいて町を統治しています。広場には毎朝、野菜や食料品を売る市場になります。

5番目の写真はローテンブルグの中心にある広場の写真です。写真の左の建物が市役所で、そこには領主が住んでいました。
一方、人々の宗教の面倒をみる教会が必ずあります。プロテスタントのエバンジュレッシュ教会とカトリック教会が必ずあるのがドイツの町の特徴です。

このローテンブルグのような町があちこちにあり常に戦争をして領土を取り合っていたのです。それが中世の戦国時代です。
このような考え方がプーチン大統領の考え方です。ロシア人の80%以上の考え方なのです。
21世紀に中世のヨーロッパの戦国時代そのままの考え方が生き返ったようです。武力で領土を拡大する戦国時代です。プーチン大統領と80%以上のロシア人の大きな時代錯誤です。ウクライナ人にとって大きな悲劇です。
ロシアという国の悪逆ぶりに心が痛みます。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)

「東京の観光(3)規模雄大な山岳道路、奥多摩周遊道路と奥多摩湖」

2022年04月19日 | 日記・エッセイ・コラム
東京の観光地でお薦めしたいのは奥多摩です。その奥には奥多摩周遊道路があり下には奥多摩湖が輝いています。奥多摩周遊道路は大規模な山岳道路で奥多摩湖は都民の大切な水源です。
今日は奥多摩周遊道路と奥多摩湖をご紹介致します。
オートバイや4輪車でのツーリングが好きな人は意外に多いと思います。奥多摩周遊道路はそのアップ・ダウン、連続するヘアピンカーブの設計が絶妙で、ドライブする人々を楽しくさせています。奥多摩観光の重要なポイントなのです。
さらに途中にある「都民の森」は三頭山の斜面の森林を楽しむために遊歩道が四通八達しています。是非ご自分の足で1、2時間散策して頂きたい場所です。三頭山の登山路あり、ブナ林の道や探鳥の道、スポーツ歩道などさまざまな散策ルートがあります。また森林館にあるレストラン「とちの実」では美味しい蕎麦を出しています。見晴らしも良く、都内を朝出発すると昼食には丁度良い場所です。私も何度か風景を楽しみながら蕎麦を食べました。
車で行くには五日市街道で五日市に行ってさらに秋川街道で桧原村役場前を経由して数馬の里から奥多摩周遊道路に入ります。
逆に行く場合は奥多摩湖から周遊道路を登ります。今日は奥多摩湖から入って周遊道路をご案内致します。

1番目の写真は奥多摩湖です。奥多摩湖の写真の出典は、https://sotoasobi.net/3/13/24/blog/okutama-spot です。

2番目の写真は奥多摩湖の近景です。写真の出典は、https://sotoasobi.net/3/13/24/blog/okutama-spot です。

3番目の写真は奥多摩周遊道路の入り口です。
奥多摩周遊道路のヘアピンカーブを何度も折り返しながら登ると最初に有るのが月夜見第一駐車場です。そこからの風景が絶景です。

4番目の写真は月夜見第一駐車場からの風景です。遥かに奥多摩湖が碧く見えます。
この駐車場を出て少し登ると分水嶺の峠に至ります。手前は奥多摩湖へ注ぐ水流になり峠の向こうは桧原村の秋川へ流れています。峠を下ると次の写真に大きく出ているような「都民の森」の看板があります。

5番目の写真は「都民の森」の駐車場入り口です。
駐車場は無料で広いものです。都民の森は無料です。広大な山稜に広がる山林公園です。散策すると自然も素晴らしいし、中腹には森林館レストラン「とちの実」があり蕎麦が自慢です。
しばし都民の森を散策したら、周遊道路を秋川沿いに下ります。下ると「夢の滝」があります。その先が数馬の里の集落です。
数馬の里は昔風の桧原村の集落です。合掌作りに似た独特の家々があり不思議な雰囲気です。数馬の里には有名な山家料理の兜屋と三頭山荘があります。
数馬の里を下ると、中央高速道路の上野原ICへと続く峠越えの道への分岐点のある「人里」という名前の集落があります。普通は上野原へは出ないで五日市方面への道を取ります。
しばらく走って橘交差点を直進するとすぐに払沢の滝(ほっさわのたき)の入り口に出ます。
奥多摩周遊道路は奥多摩湖から払沢の滝の入り口まで、途中見物しなければ車で約60分位です。ただし、あちこち駐車して楽しみながら通ることを是非お勧めしたいのです。
平日の奥多摩は人がいなくて森閑とした実に静かな場所です。

今日は奥多摩周遊道路と奥多摩湖をご紹介致しました。東京の素晴らしい観光地です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)