毎日、2つ、3つほどの短い文章を書いてはブログへ出しています。書くという作業が楽しいのです。書いている間が幸せを感じる時間なのです。
何を書こうか?と書く内容に困った事はありません。思いつくままに書き出して、何となく終ります。
今朝は何時も感心して読んでいる2人の方の文章について私の率直な感想を書いて見ようと思います。
このブログの左側の「推薦したいブログ」として「ちひろ」さんブログが紹介してあります。琵琶湖のほとりにご主人と住んでいるようです。時々、息子さんも登場します。このブログには美しい花々や風景の写真があります。そして文章が良いのです。本人は決して意識していないようですが、全て美しい散文詩になっているのです。自分で車を運転して職場へ通っています。その行き帰りに見かけた道端の小さな花や水鳥の姿を撮ります。のどかな田園風景もあります。そして散文詩のような文章が添えてあります。自分が何故か疲れたとき、このちひろさんのブログを見て、一休みします。
昨日も見ていましたら、とても変わった内容の文章を見つけました。「受付番号693番!」という題がついた随筆です。近所の皮膚科の病院で長い時間待ってやっと診察を受けて来たという話です。行けば全ての皮膚のトラブルが即刻治るという評判のお医者さんです。長い時間、待つ事を静かに受け入れて通うことにしたようです。そこには他人へ対する許しと寛大さがさりげなく書いてあります。
もう一つ感心しているブログは昨日、「そこはかとない夫婦の暖かい情感を描いた「めいこ」さんの名随筆をお送りします」という題目でご紹介しましたものです。めいこさんは毎月1枚の絵を完成して、随筆と一緒に公開しています。素朴な楽しさが詰まっています。いつも家内と一緒に感心して楽しんでいます。絵も良いのですが、随筆はよく推敲され、構成もしっかりした内容です。日常のことを書きながら夫との思い出、友人との交わりが水彩画のように描かれています。書き手の性格の良さが伝わって来ます。何故か読み終えると元気が出てきます。
ところで私が記事を書く場合はまずテーマを決めます。例えば、昨日の、「狂気の民衆運動「廃仏毀釈」が貴重な文化遺産を壊滅した」という記事のテーマは「宗教的狂信は悲劇を生む」というテーマでした。明治維新の時、神道を中心にして国家を創ろうとした政治家が居たのです。それに軽率にも扇動された大衆が貴重な文化遺産を破壊したのです。仏教より神道が良いとい考え方ほど愚かなものがありません。全ての宗教には優劣がありません。それこそが私が主張したかった中心的内容でした。そしてその主張を更に補強するために同じ時期の明治元年から4年までの間におきたキリシタンたちの大量逮捕と流刑の事実も並べて書きました。
どんな宗教にも優劣は絶対にありません。一番悪いことは一つの宗教を狂信することです。これが私の主張でした。戸隠神社の見事な杉並木を歩きながらこの主張を書こうと決めてたのです。しかし今日その記事を読み直してみると失敗でした。何を言いたいのか分かりにくいのです。こんな説明文を書かなければいけないのが失敗の証拠ですね。
今日の結論は、「ブログの記事は人それぞれ好きなような書き方をすれば良い」ということです。そしてどんな文章でも分かりやすく書くことが鉄則です。そのことが今日のこの記事の主張なのです。
それはそれとして、
今日も皆様のご健康と平和をお祈り申しあげます。藤山杜人