①3月31日12時の天気図 気象庁HPより引用
3月は最終日となる31日、発達中の低気圧が日本海を通過して東北地方へと進みました。
このため、東北地方や関東以西の各地ではおおむね南~南西の風が吹き荒れましたし、東北地方や関東以西の太平洋側の南側の斜面沿いにあたる地域を中心に大雨となりました。
最大瞬間風速は、高知県室戸岬で34・2m(西風) 静岡県御殿場で31・9m(南南西風) 千葉県千葉で29・5m 東京都心(北の丸公園内科学技術館屋上)でも28・5m(南南西風)を観測しました。
24時間雨量ですが、秋田県の桧木内で130・5㎜を観測したほか、秋田県や静岡県の一部で100㎜を超えています。
日本海で低気圧が発達する場合、当該低気圧から延びる寒冷前線の通過時には特に強風に、寒冷前線の前側の広範囲では大雨にご用心!と言えるでしょう。
②3月31日23時までの関東甲信越付中心の24時間雨量図 東京管区気象台HPより引用
ただ、引用図②より、山梨県内の場合、日本海低気圧通過時の降水量分布を見てみると、盆地地域と峡南地域や富士五湖地域とでのコントラストが極めて大きいのが特徴です。
31日の事例でも、24時間降水量が峡南地域の南部で56㎜ 富士五湖地域の山中で54㎜を観測していますが、番地地域に位置する甲府ではたったの4・5㎜!コントラストが大きいですね!