①2月5日21時の天気図 気象庁HPより引用
②2月5日21時の日本付近雲画像図(水蒸気画像で拡大版) 気象庁HPより引用・加工
③2月6日9時の予想天気図 気象庁HPより引用
これから2月6日にかけて、低気圧が本州南海上を発達しながら東進する予想です(引用図①③より)
引用図にはありませんが、上空の強い寒気が本州の北日本にありますが、今後、この低気圧に向かって、上空寒気(おもに下層部分ですが)が南側へ流れ込むため、東北地方南部より南側の各地では、6日にかけて広範囲に積雪が予想されています。
6日18時までに、東北地方や関東地方の山間部の多い所で30cm 東京23区でも10㎝の積雪が見込まれます。先月14日以来のまとまった雪となってしまいそうですね。
引用図③より、本州南海上を進む低気圧、一見、本州の陸地から離れた所を通過しそうにも萌えますが、引用図②より、九州の南にある低気圧に対応する中層(およそ上空3000m付近)の上昇流 ※帯状に白くぼやけたり輝いたりしている区域 A がありますが、この Aの北側に、Bで表示される B があり、本州の南半分では、中層の上昇流域にすっぽりと覆われています。
こういう、中層の上昇流域が、下層で地形的に気流の収束がある区域と相交わると、その、下層に気流の収束がある区域で新たに低気圧が発生して、当該低気圧の東側~北東側で、降水域がまとまり易くなります(筆者調べ)。
では、具体的に、低気圧が本州南海上を東進する際に、前記のようなメカニズムで、何処に、新たに低気圧が発生するといえば、東海道沖~伊豆諸島近海が一番多いようですね(筆者調べ)
このように、6日は、本州南海上を東進する低気圧の北側にも、東海道沖~伊豆諸島近海に新たに低気圧が発生すると見られ、この低気圧に伴う、まとまった降水域が関東平野周辺にかかることと、この低気圧が、関東平野に寒気を引っ張り込むことより、関東地方にも、まとまった降雪が予想されるわけです。
山梨県内では、6日は東部や富士五湖中心に大雪となりそうで、6日18時までの24時間に、富士五湖で20cm、東部や中北地域や峡東地域の山間部で15cm、甲府周辺など盆地地域で3cmの積雪が予想されます。
交通機関等の混乱や、雪道での転倒や車のスリップ事故などが懸念されます。どうか、お気をつけて!!