①2月7日9時の天気図 気象庁HPより引用
②2月7日9時の日本付近レーダーアメダス解析雨量図 気象庁HPより引用
③2月7日9時の全国ウインドプロファイラー風向風速分布図 気象庁HPより引用
6日から7日にかけて、低気圧が本州南岸を東進して、前線が本州南岸に掛かりました。
これら低気圧と前線に向かって、南海上から暖湿流が大量に流れ込んだため(引用図③より)、関東以西の本州南岸では、所処で、この時期として珍しく大雨となりました。
24時間降水量は 静岡県天城山で263㎜(11時50分まで) 同じく静岡県の御殿場で211㎜(12時20分まで)を観測しました。
7日13時までの24時間に、山梨県内では、峡南地区南部で107㎜ 山中で95㎜ 河口湖で55・5㎜を観測しましたが、盆地内の甲府では、27・5㎜となっています。
県内富士五湖地域には、一時、大雨警報も発表されました。
引用図③より、7日のように、関東以西の本州南岸で南~南西風が強まる際の降水分布は、甲府を1とすると、南~南西に開いた斜面沿いにあたる、山中や南部では、およそ5 程度の割合 もの降水量を観測するもので、甲府とのコントタスとが大変に大きいことが特徴です。