①9月19日21時の天気図 気象庁HPより引用
②9月19日21時の日本付近雲画像図(水蒸気画像で拡大版) 気象庁HPより引用・加工
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③9月19日9時の日本付近雲画像図(水蒸気画像で拡大版) 気象庁HPより引用・加工
④9月20日9時の予想天気図 気象庁HPより引用
沖縄の東海上で、旋回気味にゆっくりと移動している間に、勢力を強めた台風15号、ようやく、台風を押し流す後押し(語弊あるようですみません)をつかみつつあります。
まず、引用図②③内 帯状に白くぼやけている画像となっている A の位置に注目です。
Aの極側縁に沿って上空のジェット気流(およそ10000メートル付近中心、およそ5500m付近より強風帯となっています。)が位置しているものですが、引用図③(19日9時)と引用図②(19日21時)とを見比べると、前記 A の位置は次第に本州付近へ南下しつつあることがわかります。
つまり、本州上空には、ジェット気流が南下しつつあることより、次第に風速(今回の場合、前記 Aの走向より、おおむね南西風)が強まりつつありことを示すもので、南西諸島の東海上をゆっくりと北上する台風15号は、本州に接近するとともに、次第に、本州上空では南西風が強まってきますから、進路を北東へ取り、次第に(明日夜以降)移動速度を上げてきそうです。
台風15号の北側の本州には前線も停滞しており、東北地方や西日本の所処で、すでに雨脚が強まっていますが、台風15号の北上に伴って、山梨県内では、20日以降、富士五湖地域や峡南地域を中心に、大雨が予想されます。充分に警戒してください!