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これから東日本 西日本の広範囲で大雪の予想 降雪と降雨の差はまさに紙一重!

2014-02-07 18:15:03 | インポート

①2月7日15時の天気図 気象庁HPより引用

14020715

                           ↓

②2月8日9時の予想天気図 気象庁HPより引用

14020709

本州上空には、大変強い寒気が流れ込んできている所へ、低気圧が九州南海上から本州南海上を発達しながら北東へ進む予想で、西日本ではあす午前中まで、東日本ではあさって9日未明まで、まとまった降雪となり、大雪となる恐れが強まってきました。

降雪となる場合、上空1500mの気温が、おおむね-6℃以下、南岸低気圧(今回のような)接近時の関東平野各地ですと、おおむね-3℃以下というのが、一つの目安となっていますが、降雪が積雪となるか否か、が一番重要な問題。私自身の調べですと、地表付近の気温と湿度と降水量との間には、以下の法則があることが解りました。

◆降雪時の湿度は一律90%、降水量を10㎜とすると、

 ⅰ:気温1・5℃未満で完全な降雪となり

→ⅱ:気温1・25℃で、5cmの積雪

→ⅲ気温0・75℃で7・5cmの積雪

→ⅳ:気温0・25℃で10cmの積雪

→ⅴ:気温-0・25℃で15cmの積雪

→ⅵ:気温-0・75℃で20cmの積雪

となります。

また、気温がおおむね3℃以上ですと、雨  2℃台で みぞれ となります。

ご覧のように、雨から降雪となる気温差は1・5℃程度、降雪となって、わずか0・5℃差で5cm積雪となってしまうこともあるということです。

現在の数値予報でも、1℃~1・5℃は、通常頻繁に発生しうる誤差の範囲。いかに降雪となって積雪となるかの見極めは難しいということです。

さらに、関東平野では、北側と南側を山地に囲まれている地形的特性上、下層に冷気が対流しやく、降水時の蒸発作用も加わり、内陸部中心に下層では、事の外気温が低下し、思わぬ降雪となることも珍しくありません。

③昨年1月14日東京都渋谷区内(筆者自宅そば)での、坂道をスリップした乗用車 筆者撮影

25011401

このような光景に出くわすのも、まさに 紙一重の世界 と言うこと。東日本や西日本(特に太平洋側)の皆さん!油断されないように!

山梨県内では、引用図②より、8日9時の予想では、能登半島沖付近に、本州南岸を進む低気圧とは別に低圧部が発生しそうで、こうなると、西部南アルプスや北部山地、富士五湖地域に湿った気流がぶつかりやすく、この方面中心にして、県内全般的に、かなりの大雪となりそうです!十分に警戒してください!


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