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未だに傷跡癒えぬ 東北地方太平洋沖地震から1年

2012-03-11 16:39:31 | インポート

①平成23年3月11日発生 東北地方太平洋沖地震の震央と各地点震度分布図 地震予知総合研究振興会HPより引用

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1年前の今日 平成23年3月11日14時46分 宮城県金華山東およそ130㎞の深さおよそ24㎞(太平洋プレートと北日本や関東地方が載っている北米プレートとの境界部分)を始まりにして、三陸沖~茨城県沖にかけての、およそ南北に500㎞、東西方向に200㎞の部分が、約6分間かけて破壊され、日本列島の各地に、地震波となって伝播していきました。

これぞ、平成23年東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)であり、地震の規模はマグニチュード(モーメントマグニチュード)9・0と、全世界でも歴代4番目の超巨大地震となりました。

東日本大震災で、各地域の震度ですが

震度7→宮城県北部

震度6強→宮城県南部 宮城県中部 福島県中通り 福島県浜通り 茨城県北部 茨城県南部 栃木県北部 栃木県南部

震度6弱→岩手県沿岸南部 岩手県内陸北部 岩手県内陸南部 福島県会津 群馬県南部 埼玉県南部 千葉県北西部

震度5強→青森県三八上北 岩手県沿岸北部 秋田県沿岸南部 秋田県内陸南部 山形県村山 山形県置賜 群馬県北部 埼玉県北部 千葉県北東部 千葉県南部 東京都23区 新島 神奈川県東部 山梨県中・西部 山梨県東部・富士五湖

震度5弱→秋田県沿岸北部 山形県庄内 山形県最上 埼玉県秩父 東京都多摩東部 神奈川県西部 新潟県中越 長野県中部 静岡県東部

となっており、死者15,854人 行方不明者 3,155人 全壊家屋 129,107棟 半壊家屋 254,139棟 一部損壊家屋 691,728棟(警察庁調べ平成24年3月10日現在より)、関東地方一都6件だけでも 全壊家屋3,804棟 半壊家屋 36,138棟 一部損壊家屋 313,0563棟(同じく警察庁調べ平成24年3月10日現在より)と、まさに未曾有な大災害となりました。

山梨県内では、中央市や忍野村で震度5強を、甲府市や甲州市、富士河口湖町等で震度5弱を観測。他の各観測地点ではおおむね震度4の揺れを観測しました。

山梨県内では、負傷者2名(いずれも軽傷) 一部損壊家屋4棟(総務省消防庁調べ) となっています。

今回の東日本大震災、亡くなられた方のおよそ9割が津波に起因すると言われるほど、津波被害が大変甚大であり、東北地方太平洋沿岸一帯に、推定でも15m以上の波高の津波が襲来し、壊滅的な被害となり、その復興も1年経った現在でもままならないのは、周知の通りです。

地震発生後、3月11日15時頃より、岩手県釜石沖のGPS潮位計のデータ(港湾空港技術研究所資料より)が、約4分間の間に6・7mもの急激な上昇を示しており、この要因ですが、震央付近の海底付近の急激な変動と思われ、私は、この急激な海底付近の地震を発生させる際のプレート間の変動に付随した発生したと考えています。

いずれにしても、教科書通りにはいかなかったプレート間の変動が、今回の東日本大震災の、甚大な津波災害の大きな要因の一つになりそうですね。

来るべき東海地震では、県内では、おおむね震度6弱以上、西部の中央構造線沿いの断層破裂帯地域や盆地地域の扇状地末端や、富士五湖地域に広がる湧水地帯を中心に震度6強~震度7程度の激しいゆれに見舞われると推定されています。

今一度、地震時の対応や、県内が山地に囲まれた地域ゆえ、地震に起因する土砂災害対策を確固たるものにすることが求められますね。

それにしても、東日本大震災から1年経った現在、改めて、犠牲者の方々に哀悼の意を表すると共に、罹災地の1日でも早い復興を切に祈っております。


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