映画と演劇

　以前アマゾンでつい買ってしまったDVD「パリ、テキサス」を昨夜ようやく観た。名作との評価が高い作品である。

　う～ん、「人間の哀しさを感じさせる切ない、いい映画です。」というような評が多いのだが・・・・・、ま、退屈する訳ではないがそんなに凄いかな？

　若い女房に逃げられた男、幼い息子を弟夫婦に預けっぱなしで女房を４年間探し続けるのだが、砂漠を歩いて探すというのはホントに探す意思があるんだろうかと思ってしまった。

　探すならそれなりの方法があるだろうに。現に砂漠で倒れ弟夫婦の家に引き取られると女房を探す手がかりがあり実際探し出せるのだ。４年間も何やってんの。

　第一４年も砂漠を歩ける訳無いじゃん。一週間で死んでしまう。

　若い女房が逃げたのは男の根拠の無い嫉妬と子供が出来てこのままこの生活に埋もれていくのが嫌になったかららしく、結局風俗店で働いてるところを見つかるのだ。最後は子供と再会するが男はまた去っていく。

　もう夫婦には戻り辛いのだろうが中途半端。それに弟夫婦は実子として子供を育てていたので今更女房探しに子供をつれ行くのはちょっと酷いような気がする。

　ただ映像は綺麗である。砂漠も街も照明無しで撮影してるようだが空もビルも街の光も驚くほど綺麗である。

　ちなみにパリというのはアメリカのテキサスにある地名でフランスとは無関係だ。

　なんだか消化不良なのでTVのチャネルをあちこち回していたら（実際は回さないけど）NHK衛星で「頭痛肩こり樋口一葉」という舞台演劇を放送していたのでつい観てしまった。



　このポスターは出演者が違う物をインターネットで手に入れただけ。今回観たのは樋口一葉役を香野百合子さんという人が演じてるものだった。

　存外面白くて最後まで観てしまったが００：０５～０２：５３という放送だったので完全に寝不足になってしまった。そもそも酒を呑みながら観てたので呑み過ぎにもなってしまった。