家から歩いたら30~40分ほどのところだろうか、近くの幹線道路は何度も通っているが幹線から外れたところは案外未知の領域だった。
いつもの街中走行であるが少しだけ違うコースに入ったら見たこともない街並みだった。その一角にこんなお寺があった。朝青龍の話題をテレビで盛んに放送しているのでなんとなく寄ってみようというという気になったのであった。
五~六十段の石段の上にあるお寺は寺院とも言え . . . 本文を読む
時間旅行物のSF、機械を使う訳ではなく生まれつき持っている能力として過去に遡る事だけができる男の物語。
バタフライ・エフェクトというのはカオス理論にでてくる言葉で、僅かな変化が大きな影響になって行くことを表している。
幼馴染の女性を機軸にし、過去を変える度に変わる現在はどれも悲惨なものになってしまう。いったい何処を変えれば望ましい現在が得られるのか・・・・・・。
意外に真面目に作られ . . . 本文を読む
浅川マキが死んだ。懐かしい名前を聞いたと思ったら訃報だった。67歳とはついぞ知らなかった。周囲の人間に聞いても知ってる人は皆無だろう。当時でさえカルメンマキと混同している人がいたぐらいだから。
暗いムードは当時の主流、今も昔も若者の閉塞感は変わらないということか。同じムードは山崎ハコと共通の通奏低音である。
学生の頃バンドで彼女の歌を舞台で歌ったことがある、と思う。結局そこから抜け出せて . . . 本文を読む
久しぶりに教会の言葉が更新されていた。「神は祈る人に、YesかNoか、待ってろと答える。」何でしょうね、これ。他の回答が思いつかないような・・・・・。
エリスマン邸ではまた新たな作家の展覧会。
郷右近健二という人は知らなかったけど、年齢は59歳だ。会場には1970年頃のフォークソングが流れていた。実は本人らしき人が友人?に描き方を説明していた。
絵は夜景ばかりで家庭用水性スプレ . . . 本文を読む
訳あってワイヤレスのヘッドホンを買おうと思って約半年、漸く手に入れた。手に入れるのが難しいと言う訳ではなく、忘れてしまったり、ま、いいかモードに入ったりでハッキリしなかっただけである。有線方式は持っているので無いと困るという程の物ではないのでダラダラしてしまう。
一念発起して調べてみると案外安い物なのね。本格的な所謂プロ用みたいなものにワイヤレス方式は無く、もっと一般的な利用者向けの製品のよ . . . 本文を読む
最新に近い2作である。ウルバリンはヒュー・ジャックマン扮するX-Menシリーズの不死身男、派生して彼を主役に作ってしまった作品。こういうのなんて言ったっけ。スピンオフだっけ。ノウイングはKnowingだが知るの現在進行形だろうね。形容詞だと物知りのとか知ったかぶりという意味になってしまう。
どちらもSF、ウルバリンは不死身のミュータントで誕生からX-Menにつながるまでを描くが要するにアクシ . . . 本文を読む
サスペンス・ミステリー物かと思ったがSFと言った方が良いという変わった作品。主人公はギャンブル依存症で癲癇持ちの数学者、統計学・確率論の教員だったが癲癇の発病で職を失ってしまう。
無職となった主人公は抑えていたギャンブル依存症が再発し多額の借金を作ってしまう。金策のため新薬の実験に参加するが、とんでもないことに薬の影響で未来を予測する能力が発現する。
実験を行った科学者、その発見を手に入 . . . 本文を読む
書評とDVD評はもういいよ、という声もあるが日常的に現実逃避をしているのでもう少しお付合い願いたい。実生活を書くと不平不満ばかりになりそうで・・・・・。
これは札幌道警物の第二弾、第一弾の「笑う警官」(歌う警官)と同じ登場人物による組織内腐敗追求物である。そう長い話ではないが錯綜する状況の中で隠れた腐敗が明らかになって行く。
警察庁から道警に監察が入る。問題となっている案件は事故として処 . . . 本文を読む
原作は漫画、最近の映画は漫画が原作というのが多いようだ。日本のアニメーションを実写化したということだがアニメを見ていないのでなんとも言いようが無い。
主人公サヤは見かけは女子高生、セーラー服に三つ編みである。彼女は数百年前からオニと戦っている。現代ではカウンシルとかいうアメリカの秘密組織の助けを借りて活動している。
彼女の目的はオニの起源といわれるオニゲンを退治することだった。日本のアメ . . . 本文を読む
これは如何にもという写真、係留されて久しい日本丸である。天気は良く風も静かだが妙に冷え込む休日、習慣に従って街中走行した。体が温まるまでは結構辛いのだった。
街の中心部は相変わらず人が多いが実はちょっと入った住宅地には人通りが無い、これはウドン国とそう変わらない。実感としては日本中人が減っているみたいだ。
中心部の駅の脇に新しいビルが竣工寸前。TOCって何だったっけ、東京卸売りセンターじ . . . 本文を読む
ジャッキー・チェン主演の映画だが珍しくカンフーと関係無い役柄。日本への不法入国者の役である。
ジャッキー・チェンの映画は大昔にヒットした「酔拳」の流れが強く、ハリウッドに進出してもカンフーのコミカル仕立てという線が濃厚なものが多かったがワザとらしいコミカル仕立てが鼻についてあまり好きではなかった。
今回もアクション物ではあるがシリアスな映画である。ジャッキーは普通の市民、日本に出稼ぎに行 . . . 本文を読む
昨年のお正月に年明けうどんを流行らせたいということで盛んに新習慣を発信していたのは一昨年の年末、うどん国の某鉄道会社会長であった。昨年末もきっとあちこちでアピールしていたにちがいない。
その甲斐あってか東京の駅の立ち食い蕎麦屋にこんな看板。どうもそれなりに普及し始めているのではないだろうか。これでうどんの消費量が増えればうどん国も少しは潤うということになる。たいしたもんだ。
これで讃岐う . . . 本文を読む
ちょっと変わったサスペンス物。印象に残る小説である。本の紹介では以下のとおり。
「赤ん坊の頃、実の父親から硫酸をかけられ顔に大火傷を負ったジョーは、施設にいるところを政界の実力者ウィルに引き取られた。彼は愛情をこめて育てられ、24歳になった今は、保安官補として働いている。その大恩あるウィルが、彼の目の前で射殺された。誘拐されたウィルの政敵の娘を保護した直後のことだった。ジョーは真相を探り始める . . . 本文を読む
パンデミックを扱ったまともな映画である。今時の日本映画を見たのは久しぶりで、たしか昨年10月に見た「チームバチスタの栄光」が最後だったと思う。もっとも大昔の映画は見てるけど。
日本映画の特徴として冗長性が挙げられる。例えば壬生義士伝、最後の方で主人公が延々と思いを語る場面があって邪魔だった。愁嘆場みたいな場面を妙に長引かせるのである。それがいやであまり見ないのであった。
しかしこの映画は . . . 本文を読む
新しいというか若者向けの警察小説。シチュエーションや事件は極めて面白いし解決していく過程も次はどうなるのかという期待を持たせる、所謂読ませる小説である。ベストセラーになったのも頷ける。
主人公は捜査一課に所属する女性刑事、過去に暗い影を持っている。残忍な方法で殺害された死体が見つかる。それが連続殺人であることに主人公が気づく。はたして死体が次々と見つかる。
主人公は男社会の中で悪戦苦闘し . . . 本文を読む