遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

案山子

2019-09-25 16:11:43 | 日記
令和元年9月25日(水)

案山子 : かかし

鳥獣の毛や肉を焼いて串などに刺し、
その悪臭に依って田畑の害を防いだ、
「嗅がし」というのがその語源である。
現在では竹、藁等で人形を作り一本の棒
で人形を田畑に立てたもので、人が其処
に居る様に思わせて鳥や獣を追払う。
最近のものでは、マネキン人形を使い
よりリアルに仕上げた物も出始めた。


「かかし」と清音に発音するものを正しい
とする説と、「かがし」と濁る発音を
正しいとする説もある。
亦、中部地方には「そめ」、近畿以西
では「おどし」「おどせ」「おどろかし」
九州地方には「とばし」「とうぼし」等
と言う所も在る様だ。

台風一過、ここ数日は空気も澄み、気温
も差ほど上がらず、朝晩はとても涼しく
油断をすれば風邪を引きそうな、、、
過ごし易い日々が続く。

北国の方から、ぼつぼつ「稲刈り」の
便りも届いて居り、、、、
そろそろ「案山子」達の出番も終わりを
告げようとしている。


この「案山子」、近頃では様々な形や
よりリアルな物(者)?が出現して、
夜間等に出会うとギョッとするほど人
と見間違え、怖い程である。


そんな案山子を目当てにした「観光
スポット」が地方に多く見られて、
全国からそれを見るための観光客が
多く集まる様である、、、。


中でも人気が在る場所は、
兵庫県姫路市の山間の「奥播磨かかしの里」


徳島県」の秘境として知られる
「かかしの里、奥祖谷」が有名である。


今日の1句

見紛ふて案山子に声を掛けて居り    ヤギ爺