遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

瓢(ふくべ)

2019-09-03 16:19:50 | 日記
令和元年9月3日(火)

瓢箪 : ふくべ、ひさご

夕顔の一変種で、ウリ科の一年草。

瓢の花

蔓性で棚などに絡み、初秋の瓢箪形の実を垂らす。
「百生り」「千生り」の名がある様に多量の実を
付ける。


成熟した中の果肉を取り、中空にして乾燥させる
と瓢箪になる。

酒や飲料水の容器や花器として利用される。
現在では、磨いて表面に絵画や書を施し、観賞用
として人気がある。

独特の風情が在り、俳諧味もあり、古くから俳人
等に愛される季題である。

私の友人(俳句仲間)で、多彩な趣味を持たれる
kさんは自宅に瓢の棚を持ち、瓢箪を育てて、

それを様々な作品に仕立て、毎年「瓢箪展」を
開催されていた。
数年前、体調を崩されて、その後は句会にも参加
されず、お会いする機会がない儘である。
絵も書も達筆で、見事な瓢箪の作品に、句仲間も
絶賛していたのに残念でならない、、、。

毎年この時期になると、名城公園、荒子川公園等
で「瓢箪展」を催され、案内状を楽しみにして居り
ましたが、、、、。

今日の1句

瓢箪のくびれ様々象られ     ヤギ爺


※ 象る:かたどる、似せる