遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

社 日

2019-09-18 16:19:26 | 日記
令和元年9月18日(水)

郊外を車で走ると、田んぼの稲穂が黄金色
に輝き、、、、窓からの風は心地良い。
そろそろ、稲刈りの時期がやって来た、、
暦を見てみると、「社日」? と在る。

社 日(秋

一年を24等分した気候区分は二十四節気
という。
それ以外に節分、彼岸、八十八夜、入梅、
半夏生、社日、二百十日、盆、中元、土用
を雑節と呼び、その内の一つが社日である。


社日は、春分、秋分に近い戊(つちのえ)
の日で、即ち土気の日で、春には五穀の種
を、秋には初穂を「土の神」に供え、豊穣
を祈願する。 元は中国の習俗である。

中国の社日の儀式


春の社日を「春社」、秋の社日を「秋社」
という。
中国の習俗に基づくが、我国の民族信仰に
取り入れられた。



諏訪大社(秋宮)

例えば、信州では「お社日様」と呼ぶのは
田の神様の事で在って、春の社日に山を降
りられた田の神が、役を終えて山に帰られ
る日とされ、餅を搗いて祀る風習が在る。
社日の「社」は土の神を指し、その社を
祀る祝日となる。

亦、群馬県の「社日稲荷神社」では春秋
の2回「社日祭」が行われる。
「探湯神事」(くがたらしんじ)と呼び、
神前に供えられた大釜に沸かした熱湯を
小笹を使い、参拝者に振りかけ、それを
浴びると家内安全や厄難除け等のご利益
が在ると、祈願をする。

湯加持行事(ゆかじのぎょうじ)とも
言われる。


今日の1句

穂のたわわ田の神々し秋社の日    ヤギ爺