奈良のお土産屋さんで、偶然に居合わせた二人のマドモアゼル
それがジ○○とル○○であった。
7月ごろの暑い時期だったと思う。
ジーちゃんは働きながら学校に行って、日本語を学んでいると言った。
ルーちゃんは現在働いていて、以前に日本語を習っていた。
どちらもパリ郊外に住んでいた。
仲良しで二人だけで旅行していた。
日本語を上手に話し、人懐こいので、そこだけでの立ち話では物足りなくて、夕方また会うことにした。
初めてできた若いフランス人の友達だ。
夕食を済ませた後、彼女らとカラオケに行った。
彼女らは、体を揺すってテンポを取ってそれはもう乗りに乗って歌っていた。
カラオケの経験はフランスではあったようだが、日本では初めてとのこと。
帰国後メールのやり取りはほとんど、ジーちゃん(写真右)だけになった。
ジーちゃんは日本語の文章もかなり上手になってきた。
時々旅先から絵はがきを送ってくれたり、日本語を交えたメールとクリスマスには写真も添付してくれる。
ルーちゃんの方は、SNS(ソーシャル、ネット、ワーキング、サービス)の方に登場している。
だけど直接のメールはあまり来ない。サボリちゃんかな?
ジーちゃんの肌は、少し褐色だった。両親の誰かは中南米の出身ではないかなと想像する。
真面目に勉強しているいい子だ。
日本を再訪したいといつも言っているが、若い彼女たちに費用の捻出も簡単なことではないらしい。
日本に来たような気分になるため、日本食を食べに行ったり、時には作ったりしているようだ。
対照的に思える性格の二人が、仲良しなのは今でも謎である。
そして3月11日の地震の後で、二人から揃って、「無事か?」「大丈夫か?」と気遣ってメールが来た。
やっぱり優しい、いい子たちだ。
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