フランス人観察記録

日本人から見て解ってきたフランス人の考え方、行動についての覚書

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京都にぞっこんサン・ジェルマン・アレーのムッシュ

2011年07月06日 | パリ郊外

彼ら三人家族とは興福寺で出会った。

 

出会ったというよりは、「ははーん?フランス人だな」と目星をつけて、ボンジュールから始まったわけである。

 

これは日本人が向こうに行って「こんにちは」と声をかけられたら嬉しいのと同じである。

 

小学生の可愛い男の子とその両親だった。

その時、そんなに長くは話さなかったと思う。

しかし彼らが帰国後からメールのやり取りは続いた。

 

その内パリ郊外の「サン・ジェルマン アレー」に住んでいる事が判り、家の写真も送ってきた。

         

 

ご主人はアルザスの田舎()出身で、障害者のための車関係の販売に携わっているようだった。

奥さんはパリ生まれだが、障害者を援助する組織で働いているようで、そもそもそこで二人は知り合ったらしい。

息子は一人っ子だった。

 

後で判ったことだが、ムッシュは再婚で前妻との間にも子供がいて、別に暮らしているらしい。

「だから私の年の割には子供が小さいんだよ」と、一人で来日した時に話してくれた。ムッシュは何歳なのかわからないが、その話から50代か半ばか?(奥さんは40歳前後か?)

 

その内ムッシュが日本大好き人間であることが判明してきた。

自宅で猫を飼っているのだが、その名が「ミヤコ」である。

       

 

つまり「都」であり京都のことを意味する。

なぜならムッシュの初めての来日は、東京に来ただけだった。

 

ところが京都に来て、彼は目からウロコが落ちたのだった。

 

これぞ日本だと、京都に惚れ込んだ。

多くのフランス人は京都が好きだ。

若い人の中には、東京は面白いと言う人もいるが、少し年が締まって来ると日本文化の中心として京都がお気に入りになる。

 

ここに京都がパリと姉妹都市である意味は、十分あると思うのである。

 

彼の趣味については後に書くことにする。

 

 

 


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