ヴァンサンが来日する前に我が家に滞在するはずだったこのカップルが、アクシデントで旅程変更を余儀なくされた。
つまりパリ空港へ向かうため、彼らはもちろん余裕をもって家を出たのだが、何と交通事故で大渋滞したそうだ。
そして予定の飛行機には乗れず、関西空港着ではなく、成田着になったことから、東京での滞在からのスタートに変更された。
このカップルの奥さんは高校の校長先生で、彼女ヴァンサンと同じくスキー休みを利用しての初来日だった。
それでも普通は宿の変更なども含めて、彼らだけでは簡単に旅程は変えられない。なぜできたのか?
それは彼らの友人であるJLさんがちょうど東京に滞在中で、彼らの宿の変更から旅程変更まですべて手伝ったからだ。
我が家にも滞在日の変更を申し出られたのだが、あいにくヴァンサンの滞在と重なり、変更を受けることができなかった。
実は彼らのキャンセルは当日だったので、夕食の準備の買い物なども済ませていたのだが、理由が理由だけに彼らの気持ちを察すると、出来るだけいい思いをして帰ってもらいたい気持ちになった。
そして奈良に来るとき観光ガイドだけでもと、ヴァンサンが友人と京都の鞍馬温泉に出かけた日に約束をしたのだった。
このカップル、奥さんは流石高校の校長と言うだけあって風貌も立派なマダムだった。ご主人は薬局を経営されていて、メールのやり取りはほとんど彼とだった。
氷室神社~東大寺~二月堂~春日大社を案内した。
初めて会ったというのに不思議と話が弾んだ。
薬局を経営しているからか、食にはとても注意されていて、揚げ物は食べない(つまり天ぷらは食べない)し、野菜を多くとるようにしているとのことだった。
ウナギ以外の日本食は好きだそうで、あんこも好きというので、ぜんざいを一緒に食べた。そして南仏の珍しい白ワインをお土産に頂いた。
彼らはパリに(正確に言うとパリの外れだが)一軒家を持ち、その半分をアパートとして貸している。
とても快適そうな家なので、いつか泊まってみたいと思っているが、まだそのチャンスはない。
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