阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

インターバンド運営会議

2007年12月04日 01時34分59秒 | ボランティア
 明日は民主党本部で候補者研修があるため、東京に来ています。今日は、私が運営委員を務めているNGO・インターバンドで、代表の首藤信彦前衆議院議員、そしてスタッフと運営会議を行ないました。また、タイに選挙監視に行くスタッフに、効率的な活動の方法についてレクチャーも行ないました。

 私は2000年~2003年まで首藤さんの政策秘書をしていましたが、その際にインターバンドの事務局長も務めていました。主な活動は紛争地での選挙が自由・公正に行なわれるような支援や、除隊兵士の社会復帰支援、また、それらの活動を広く伝えるためのアドボカシー(政策提言)活動。つまり、シンポジウムや報告会の実施です。

 このNGOは、大学教授をしていた首藤さんが1993年に設立しました。行動する学者として、世界各国の市民社会と連携し、紛争予防や平和構築の分野で政治を動かしたい! そんな目的で設立し、衆議院議員になった後も、紛争地の現場の視点を国会に伝える上で大きな役割を果たしていました。例えば私はカンボジアやコソボ、アフガニスタンやパキスタン、東ティモールなどに選挙監視ミッションを派遣した際に、ミッションの責任者(団長)を務めていましたが、首藤さんも国会での激務を縫い、選挙監視活動に参加するとともに、そこでの問題意識を国会での活動にも活かしていました。

 また、例えば、首藤さんがイラクに行って宗教指導者や野党のリーダー、影響力のあるジャーナリストなど、政府のルートとは異なるチャンネルで情報収集や意見交換をしている時、私はカンボジアに行き、除隊兵士の支援をしながら、その中で見出した問題意識を外務委員会の質疑や質問主意書に反映させて頂くようなスタンスで仕事をしていました。

 紛争地の現場での問題意識を政治に反映させる。そんな役割を果たす貴重なNGOですが、今は首藤さんも私も「候補者」であり、以前ほどアクティブな活動はできていません。従って、今後の活動・運営方針を話し合う上では、まず議員になることがインターバンドの活性化にも不可欠であることを実感しました。

 民主党はインド洋での給油活動に代わる「民生支援」に関する対案を提出する予定です。そのためには現地に調査ミッションを送り、最善の活動の在り方について調査をすべきでしょう。その際には、首藤さんのような専門家にミッションに参加して頂き、対案作りにも積極的に参画してもらうべきだと思います。


阪口直人政治活動ホームページ
阪口直人国際協力活動ホームページ

ブログ「もうひとりの阪口直人」



最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
真の国際貢献を (三高 章)
2007-12-04 22:56:41
政府はさかんに“国際貢献”という言葉を使っていますが、しかしその一方で今こそNGOにとっての冬の時代もないでしょう。
NGOへの資金援助は、大幅に減少しているものと聞いています。
もっともそれは以前も同様で、かつて阪口さんもインターバンドの活動費の捻出で、東奔西走の日々を送られていたのを記憶しています。
そんな中で日本の防衛予算は年々増大し、それと同時に防衛族やそれをとりまくコバンザメのような輩が私服を肥やしている姿を見ると、政府の発する国際貢献という言葉がまさに茶番に思えてきます。

こんな時こそ阪口さんやその師匠である首藤前議員のように、真に国際感覚を持ち、かつ現場での経験が豊富な人材が国政には必要となることでしょう。
今から6年前の2001年12月のことでしたが、鳩山由起夫さんも出席したアフガニスタン復興支援NGO会議での阪口さんの素晴らし段取りや司会進行ぶりの記録を辿ると、まさに阪口さんの外交手腕の片鱗を見る思いでした。
返信する
市民による平和構築活動 (阪口直人)
2007-12-06 21:17:54
三高さん、皆さん、こんにちは。

インターバンドの活動については、現在は衆議院選挙の候補者という立場であり、以前のような中心的な役割を担うことはできません。しかし、「市民による民主化支援と平和構築」をリードしてきた貴重なNGOですから、少しずつでも、積極的な関わりを続けていきたいと思っています。

当選できたら、もちろん、インターバンドの活動も、本腰を入れて頑張りますよ!

返信する
imagine (三高 章)
2007-12-08 19:31:44
今日12月8日は、1980年に凶弾に斃れたジョン・レノンの命日。
ジョンが訴え続けた平和への祈りは、いつ現実になるのでしょうか。


“想像してごらん 
 国境なんて存在しないと
 ふり仰げば空があるだけさ
 そう思うのはむずかしいことじゃない

 殺す理由も死ぬ理由もない
 貧困も餓えもない
 みんな兄弟なのだから

 想像してごらん
 すべての人々が平和のうちに暮らしていることを

 いつの日にか君も仲間に加わってくれよ
 そうすれば世界はひとつになり
 分かちあっていけるだろう”
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。