阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

極真空手昇段審査

2006年05月21日 22時46分48秒 | ボランティア
 今日は山北町体育館で行われた極真空手の昇級・昇段審査会に参加しました。私は極真神奈川の顧問になっていることもあり、極真空手の地域大会の会長としてたびたび参加し、大会宣言や挨拶、表彰などをさせて頂いています。

 昇段審査のハイライトは、何と言っても10人組み手。これは、黒帯を目指す者が乗り越えなくてはならない、まさに体力と精神力の限界への挑戦です。次から次へと交互に登場する10人との対戦を乗り越えた時、初めて黒帯を手にすることができるのです。また、大半が黒帯の対戦相手も、黒帯の高みを知らしめるため、積極的に攻撃を仕掛けます。
 
 今日、昇段審査を受けたひとりは、昨年9月の衆議院選挙で私の選対に入り日夜手伝ってくれた34歳の渡辺清明氏でした。彼は左膝を痛めていた上に、対戦中に相手の膝蹴りを顔面に食って1本負けを喫するなど疲労困憊でしたが、10人目、最後に対戦したのが、60歳近い茶帯のお父さんでした。私は「親子対決」の様子を注目して観ていたのですが、フラフラの息子に対し、お孫さんもいる元ボクサーの父親が、まさに鬼神のような表情で猛攻を仕掛け、息子を何度も畳に這わせる様子は鳥肌が立つようなシーンでした。しかし、これこそ、親父が息子に対して示す究極の愛情だと感動しました。

 空手経験者として、空手や柔道は黒帯を取ってから始まると思います。しかし、政治家もまた、選挙に受かって議員になってこそ始まるものですよね。(当然だ!)黒帯になり誇らしげな顔を前に挨拶をしながら、自分も頑張らなくては! と本当に力と勇気をもらった気がしました。 

 勝負はこれから! お互い頑張ろうぜ!

  
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1 コメント

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負けを知って勝つ! (N)
2006-05-23 08:42:46
阪口さんの文書に描かれている親子の対決に私も感動しました。確かに、それは息子に対して本当の愛だと思います。また、体を痛めていても戦いに出た以上対等に闘うのはその人の人間性を尊重することの現われだとも思います。



瀬戸利一さんの「自然体の人」にも書いてあったように、負けを知ることが成長へつながる時もありますね。阪口さんも負けたことを乗り越えて議員の黒帯を取れるように祈っています。頑張ってください、応援しています。
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