阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

従わなければ死刑、デモはテロ。石破茂新総裁の本質

2024年09月29日 07時39分58秒 | 政治
自民党総裁選は石破茂氏が総裁に決定。本命と思われた小泉進次郎氏が論戦の弱さを露呈して大失速。高市氏優勢と思われた決戦投票では、退屈極まりない石破氏のスピーチの後、唖然とするほど稚拙な高市氏のスピーチに驚きました。結局、消去法で小泉氏、高市氏が脱落し、仕方なく石破氏が選ばれた印象です。会場からは全く高揚感が感じられませんでした。

解散総選挙が来月にも行われるとの予測に基づき、今、多くのボランティアの方々が参加してくださり、また、動画の作成やSNSの発信に協力してくださっています。その一つ、友資さんがつくってくださったこちらの映像の中田厚仁さんはカンボジアでの国連平和活動での私のルームメイト。活動中、武装集団に殺害されました。

ボランティア作成のさかぐち直人紹介映像「命の終焉を覚悟した瞬間の記憶と平和外交への決意」


https://www.youtube.com/watch?v=ukpB_KmmtJg

自分は安全な場所にいながら国民に血を流す覚悟を求める政治家を私は心の底から軽蔑します。2013年7月、自民党幹事長として出演したBS番組で出動命令に応じない自衛隊員は死刑と言い放った石破茂次期首相もそのひとりです。





「だからそのときに、それに従え!それに従わなければその国における最高刑である、死刑がある国は死刑、無期懲役なら無期懲役、懲役300年なら300年。「そんな目に遭うくらいだったらば、出動命令に従おうという(ようになる)」と、軍事法廷の設置と、その最高刑として死刑もありうる、との見解を示しています。

石破氏はかつて安保法に反対する市民のデモをテロと断じるなど民主主義を冒涜する姿勢が際立つ政治家です。若い頃、アイドルの追っかけには熱心だったようですが、世の中を良くしたいと行動する市民の思いなど、全く眼中にないのでしょう。

衆院選の早期実施が見込まれる中、石破総裁が直面するのが裏金議員の公認問題ですね。政治資金収支報告書への不記載などがあった議員は82人です。離党や党員資格停止の処分を受けたり辞職した議員らを除いても40人以上が自民党として出馬するとみられています。安倍派幹部の萩生田光一前政調会長や松野博一前官房長官らも含まれています。

 石破氏は総裁選出馬表明で裏金議員非公認の可能性に言及したものの、翌日にはうやむやにしています。自民党の私利私欲の政治、特定の業界団体に便宜を図り、票や献金を得る政治、そして反日団体である統一教会に安倍晋三元首相自身が自民党本部で選挙協力を求めるなどの癒着問題にどう切り込むのか、うやむやにするのか、厳しく見ていきたいと思います。