阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

TBS「国会トークフロントライン」に出演

2011年07月08日 17時09分59秒 | 政治

 今日はTBSの「国会トーク フロントライン」に出演し、約30分間インタビューを受けました。沢山のテーマについて話しましたが、下に挙げたことが中心でした。是非、観て下さいね!

1.両院議員総会での発言の真意

 政権交代は長く国民の希望であり、その期待を民主党は担ってきた。従って、自民党政権より高い志を持った集団でなければならない。政治に対する信頼の回復、政治家の言葉に対する信頼の回復が使命。「総理の退陣」という政治的には最も重い事項をあいまいに表現すべきではない。法案の成立は誰がやるかは問題ではない。早く確実に成立させ、実行すべき。そのための環境作りを行わなければならない。薬害エイズ問題での活躍など、総理は不条理と闘ってきた政治家。しかし、今の状況を国民は不条理ととらえている。今のままでは「政治空白」が続くことになり、退陣時期を明らかにすべきとの思いで発言した。

2.日本のエネルギー政策

 現在、日本のエネルギー供給のうち、原子力は34%を占めている。依存度を下げ、再生可能エネルギーの比率を上げる必要がある。そのためには、新規の原発は作るべきではなく、安全が確保できないもの、老朽化したものは廃止すべき。また、再生エネルギーの割合を高めるためには、固定価格で買い取り、現在は大変高いコストを下げるため、導入するインセンティブが生まれるよう国策として普及に取り組むべき。また、自由に売電できるように、電力会社の地域独占を廃止し、発送電の分離を実現する必要もある。しかし、直ちに原発を全て廃止するのは残念ながら現実的ではない。安全テスト、ダメージコントロールを十分に機能させた上で、安全が確保されたものは再開する。当面は技術革新によって効率が上がっている天然ガスによるコンバインドサイクル発電が代替の主力になるのではないか。


3.パッケージ型インフラ輸出とアウンサンスーチーさんとの対話

 日本経済を活性化する最大の期待がアジアの成長を取りこむこと。マスタープラン、設計、調達、ファイナンス、管理・運営までを担い「システムで稼ぐ」のが パッケージ型インフラ輸出の戦略。同時に、環境技術の移転や法整備支援、人材育成などをパッケージにすることで、現地の問題解決にもつながり、中国や韓国などライバルに勝てる可能性も高まる。アウンサンスーチーさんとも電話会談を続け、日本と経済協力関係を構築することが、環境や人権の意識の低い国によるビジネスの独占を打開し、長期的には民主化の実現にもつながる可能性を生み出せると説明している。

 こんなことを中心に話しましたが、是非、映像で観てください!


 再放送は下記の予定です。「TBSニュースバード」の政治討論番組「国会トーク・フロントライン(http://news.tbs.co.jp/newsi_sp/frontline/)」

8日(金) 23:00~23:30
9日(土) 09:30~10:00
10日(日)00:30~01:00

 なお、TBSのインターネット放送・News i(http://news.tbs.co.jp/)でも観ることが出来ます。







 これからエジプト大使館に向かいます。