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世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

ガザ地区の衝突とレバノン情勢

2007年05月23日 | 軍事・諜報
毎日:<パレスチナ>ファタハとハマスの衝突続く、死者40人以上 5月17日
アッバス・パレスチナ自治政府議長の出身母体ファタハとイスラム原理主義組織ハマスの衝突は16日夜も散発的に続き、ファタハ2人、ハマス1人の計3人が死亡した。(中略)ここ数日間の死者数は計40人以上に達している。ハマス側は「(自治政府の治安機関を独占してきたファタハとの)力関係を変えるため」と抗争の目的を表明。ハマスより多くの死者を出しているファタハが報復を強める可能性もある。

一方、イスラエル軍によると同国南部スデロトなどに15日から16日にかけて、40発以上のロケット弾がガザ地区北部から撃ち込まれた。一部は住宅を直撃し、住民が重軽傷を負った。ハマス軍事部門が攻撃を認めた。

これを受け、イスラエル軍は16日、ガザ地区南部と北部のロケット弾発射地点を空爆し、ハマスのメンバーら少なくとも5人を殺害した。
イスラエル ハマス議員宅を攻撃 家族や隣人ら8人が死亡(産経新聞) - goo ニュース 5月21日
イスラエル軍は20日夜(日本時間21日未明)、パレスチナ自治区ガザ地区でイスラム原理主義組織ハマスに所属するパレスチナ評議会(議会)議員の自宅に、攻撃ヘリからミサイルを撃ち込んだ。攻撃で、議員の家族ら8人が死亡、十数人が負傷した。(中略)

イスラエルのオルメルト政権は20日、安全保障閣議で、ガザ地区からロケット弾を発射しているハマスとイスラム聖戦に対するイスラエル軍の軍事作戦強化を許可することを決定。その数時間後の最初の攻撃がハマス政治部門に属するパレスチナ評議会議員の自宅を標的とし、家族らが犠牲となったことで、ハマス側はイスラエルに「地震のような反撃を加える」と激しく反発。(中略)

イスラエルによると、ハマスはこれまでに100発以上のロケット弾をイスラエル領に撃ち込んだ
つまりハマスがイニシアティブを求めてファタハへ抗争を仕掛け(ガザ地区で)、平行してイスラエルにロケット弾を打ち込んでいる。ハマスとファタハの抗争は停戦と攻撃を繰り返している。なんというか、893の抗争みたいなものか。イスラエルは直ちに報復というか反撃に出て、20日からは反撃を強化した。その過程でパレスチナ議会議員の家が空爆されたようだ。


ところで、レバノンでも情勢不穏だ。
謎に包まれたファタハ・イスラム=レバノンで治安部隊と衝突(時事通信) - goo ニュース
バノンで20日、治安部隊と激しく衝突した武装組織「ファタハ・イスラム」。実態は謎に包まれており、国際テロ組織アルカイダとの関連も指摘されている
CNNでは、親シリア武装組織「ファタハ・イスラム」とある。写真は「ファタハ・イスラム」。

Ishikawa-News.com:ザルカウィの流れ引くファタハ・イスラム―新たな不安要因
信頼できる情報を総合すると、ファタハ・イスラムはスンニ派の過激組織で、2006年11月、ナハルルバレド難民キャンプで結成された。同キャンプのレバノン内戦を知らない青少年2万2000人を対象に、メンバーの募集、軍事訓練を展開中とされる。指導者はシャケル・アブシ(Shaker Abssi)というパレスチナ人で、パレスチナ系ヨルダン人テロリストで06年米軍によってイラクで殺害されたザルカウィの信奉者。
なるほど、スンニー派過激派だ。例のヒズボラはシーア派。もちろんだが、パレスチナのファタハとは無関係(迷惑な話だろうなあ)。どうも中東では、派閥抗争がイスラエルにとばっちりを食わせているような...

追記:朝日新聞:難民ら避難続々 車に白旗「流血もう十分」 レバノン 5月24日
難民の一人は「連中は昨夏、イスラエルとシーア派組織ヒズボラの戦闘でキャンプの警備が手薄になった時に入りこんだ。ほとんど外国人で武装しているから怖くて文句が言えなかった」と話す。
#なるほど。

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