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世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

台湾新幹線と地盤沈下

2005年11月12日 | 技術・科学・航空
台湾新幹線の最大の問題は、地盤沈下のようだ。どうやら地下水汲み上げによって、地盤沈下が進んでおり、年間数cmから10cm沈下している地域があるという。日本でも大正時代から昭和にかけて東京の下町は2m50cm沈んだところがある。台湾が今まさにそういう時期にあるのであれば、規制によって地盤沈下が止まるまでに、さらに1mや2m沈んでも全然おかしくない。

問題の橋脚を建設したのは、日本勢が車両等で台湾高速鉄道に関わる以前の話だ。地盤沈下も問題だが、そうした軟弱地盤で、どういった設計施工がなされているのか、心配だ。日本でも、こうした問題では、ぎりぎり感がある(東海道新幹線の一部)。

仮に100mの杭を打って超高層ビルなみに万全の基礎にしたら、地盤沈下で周囲の地盤が沈下し、橋脚がその分(見かけ上)浮いてしまうことになる。もう少しぬるい基礎であれば、不等沈下も起こるだろうから、がたがたになる。その都度、よほど対策工事をするしかない。前途多難である。

緊急地震通報システムで減速するというあれも欲しいところだが、さて...

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