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世界の覚書

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20カ月以下の牛はBSEに感染しない?

2005年10月31日 | 技術・科学・航空
日経の記事より

>調査会は5月、米国とカナダ産牛肉と国産牛肉の安全性を比較するよう政府から諮問を受け、科学的な検証をしてきた。その結果、生後20カ月以下の若い牛に限定することや、病原体であるプリオンが蓄積する脳や脊髄(せきずい)などを取り除くことが徹底されていればリスクは小さいとの結論に達した。生後20カ月以下の若齢牛はBSEに感染しないと考えられている。

いくら日経でも、「生後20カ月以下の若齢牛はBSEに感染しないと考えられている。」は与太にも程がある。感染は餌から来るのだから、月齢とは相関しない。

危険部位除去はともかく、生後20カ月以下の若齢牛は「仮にプリオンに感染していても蓄積が進んでおらす、検査しても殆ど検知できないから、事実上検査の意味がない」というのが正しい。ここから導き出される結論は、生後20ヶ月以上の牛を検査して食用とすればいい、だ。つまり生後20カ月以下の牛は食用としないのが、正しい。

生後20カ月以下の牛の感染リスクは、生後20ヶ月以上の牛の検査による推計と同じと考えてよいだろう。

#生後20カ月以下の牛の需要に対しては、BSEクリーンな国から輸入すればいい。

追記:アメリカの言い分は、多分、サンプル調査の情報から、もう牛肉解禁でいいんじゃないの、という事ではなかろうか。それが、日米で感染リスクは(気にするほど)大きく変わらない、という見解に表れているのだろう。20ヶ月うんぬんは、アメリカの要求ではなく、検査不能だから検査してもしなくても同じで、検査の意味がないというものだし、実際には30ヶ月でいいんじゃないの、と言っている。

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