はやぶさは実証実験機だった。航空機開発で言えば、試験飛行機にあたる。それがミッションを載せてみたら、望外にもクリアしてしまった。だから実質的には次号機が1号機になる。これは大航海時代の幕開けに過ぎない。
はやぶさ後継機に関する予算の状況について
はやぶさ後継機に関する予算の状況について
大幅 に縮小すべきだという信じがたい評価を受けていることに驚きを禁じ得ない。(中略)C型小惑星はまさに未知の天体なのである。政府・与党の意見には、はやぶさ-2 に科学的な意義を見いだせないというものまであったという。まことに信じがたいことである。はやぶさを担当した者として、強調したい、その最も大きな意義は、この計画が、すべて我々日本の独創性、創造性に発しているという点にある。異例な気もするが、元「はやぶさ」プロジェクトマネージャ、川口淳一郎氏が熱弁を公開していらっしゃる。
どうして2番ではだめなのか(中略)トップの位置を維持し、独走して差を開いて行こうという決断を行うことに躊躇してしまう。(中略)自らの将来を舵取りするポリシーに欠ける。なんとなさけないことか。次世代を支える若者が、この国の国民でよかったと感じられなくなるようでは、将来はない。激しく同意。