《 鉄道飛虎 Railroad Tigers 》(邦題 《 レイルロード・タイガー 》 )
(邦題が原題そのままなのは良かったけど、本当は “タイガース” なんだね )
~あらすじ~
1941年、中国。天津と南京を結ぶ列車内では、多くの中国人乗客に混じって
完全武装した日本軍が警備を行なっていた。
その列車を襲撃したのが、変装して乗り込んでいたマー(ジャッキー・チェン)率いる
25名のゲリラ部隊“レイルロード・タイガース”だった
乗客とともに食料を華麗に奪い去った彼らの名前は、たちまち街中に響き渡る
そしてある日、日本軍に大きなダメージを与えるため
マーは韓荘大橋と呼ばれる重要な橋の破壊を計画する
しかし、そこは何百人もの日本兵が守る警戒厳重な場所
部下と共に、見つからないように巧みに橋に接近するマーだったが...
昨日公開になったばかりなので、核心に触れないように気を付けますが
ちょこっとだけ問題ない程度にネタバレしてますので、見たくない方はご注意を
列車が舞台だけど、その列車がとっても遅いのでちょっとスピード感には欠ける感じかな...
ジャッキーは決して強いヒーローでも超人でもなく、民の代表のアニキって感じ
登場人物は、ご丁寧に全員名前と役職をこんな感じの ↓ 劇画調で説明してくれてたけど
ジャッキー親子と池内博之氏以外は存じ上げなかったので、残念ながら見分けがつかない人がいましたが
この右の人が元EXOの人かな?というのは、1人だけやたらとアイドルオーラが出てたので判りました(笑)
あと、射撃の名手(って言いながらなかなか撃たない(笑))人もちょっと目立ってたな
一応日本軍が敵なんだけど、日本兵がみんなヘッポコでマヌケなので、抗日感は感じませんでした
むしろマヌケ具合が面白かったけど、それが憎き日本鬼子を貶めるという感じでもなかったのは
日本兵役が、池内氏以外みんなあちらの人だったせいでしょうか?
あちらの人なので当然日本語もヘッポコで(笑)途中何回も腹筋をやられました
池内氏演じる山口に切腹命じられた兵がバリバリ中国人風日本語で 「痛いタロウナ~」 とか言うし(笑)
日本人司令官役のあちらの女優さんも、あまりに日本語がヘタすぎて日本語なのに字幕出てるし...
これは絶対字幕版で観た方がいいです かなり笑えます
そして、絶対的悪役のはずの池内氏が、も~かなり弾けてます(笑)
任務に忠実で生真面目な上官だから、そのボケっぷりが余計に面白くて、まるでコントでした(笑)
池内氏演じる山口がジャッキー、ジェイシーの2人を見比べて 「おまえたち似てるな」 って言って
ジェイシー 「オレの方がいい男だ」 ジャッキー 「オレの若い頃の方がいい男だった」
「若い頃なんて見た事ない」 「鼻が変だよ、デカいよ」 「オマエの鼻が小さいんだ」 のやり取りは
リアル親子ゲンカのようでニヤニヤしながら観てました
序盤はちょっともたつく感じだったけど、どんどん加速して行く展開で...
クライマックスはいきなりスケールがデカくなって、ハラハラドキドキの痛快アクションで魅せてくれます
もちろん、ジャッキー映画恒例のNGシーンもあります
バスと電車を乗り継いで、そこからも結構歩いてはるばる行く映画館だったけど...
しかも、月曜日には 《 イップマン・継承 》 も観に行ったから1週間に2回も行って足が痛いけど(笑)
頑張って観に行って良かったと思える作品でした