《 繍春刀 》 ( 邦題 《 ブレイド・マスター 》)
~あらすじ~
明朝末期の北京。第16代皇帝・天啓帝が崩御
権力を振りかざしていた宦官・魏忠賢が失脚し、第17代皇帝として崇禎帝が即位する
そんなある日、宮城および首都の護衛を任とする禁衛軍の一つ、錦衣衛に属し
義兄弟の契りを交わしている沈煉(張震 チャン・チェン)、盧剣星(王千源 ワン・チェンユエン)
斬一川(李東学 リー・トンシュエ)の3人は
宦官の趙靖忠(聶遠 ニエ・ユエン)から魏忠賢の暗殺指令を受ける
3人は魏忠賢の隠れ家へと乗り込み、激闘の末、魏忠賢の暗殺を成し遂げるが
それ以後、彼らの背後には不穏な動きが現れ、やがて命を狙われ始める
3人それぞれが心に秘めた願いを叶えようと奔走する中
彼らは知らず知らずのうちに宮廷の権力闘争に巻き込まれていくのであった...
(Movie Walkerより)
金を積んででも百戸に昇進したい盧剣星
妓楼の娘妙彤(劉詩詩)を身請けしたい沈煉
兄弟子から過去の秘密をネタに恐喝されている斬一川
泣く子も黙る錦衣衛の義兄弟3人だけど、それぞれに金が要る事情を抱えていて
その3人が魏忠賢の暗殺指令を受け...結果、大金と引き換えに魏忠賢を逃がし
身代わりの黒こげ死体を持ち帰る...って...どっかで聞いたような話だな
で、その頃から3人は命を狙われ始めるんだけど...
ま~劇中ずっと誰かと戦ってるって感じで、任務では陥れられて何度も危ない目に遭うし
兄弟で酒飲んでたら刺客が襲ってくるし...いつも傷だらけ血だらけで
飛魚服を着てみんなに恐れられてるけど、なんだか給料もそんなに貰えないみたいだし...
錦衣衛って見た目ほど華やかじゃなかったのかな...
この映画の錦衣衛は、西廠じゃなくて東廠だったんだけど...
西廠の長官がこの人( 《 雪山飛狐 》 @ 田帰農さま)で
東廠の長官がこの人( 《 雪山飛狐 》 @ 胡斐)ってのもちょっと因縁めいてるな...って思ったりして...
え?ムリヤリタムさまを絡めてるって?...気のせい気のせい(笑)
魏忠賢暗殺を命じた長官の趙靖忠 ↑ が、実は魏忠賢の義理の息子で
金と権力を手に入れるために、魏忠賢と事情を知ってる3人を始末しようとしてたんだけど...
西でも東でも長官ってヤツはやっぱりワルなんだね(笑)
でも魏忠賢ってヤツはそこまでスゴイヤツには見えなかったな...だって...見た瞬間に...
「あ、ゴラムだ
」 って思ったし(爆)
そして、殺し合いばかりの重たい劇中で、唯一の清涼剤になっていたのが
一川の初々しい恋愛シーンだったんだけど...その一川が想いを寄せてる医者の娘が
ちょっと広末涼子に似てました
あ、どうでもいいですね...ハイ...
最後のシーン...靖忠との死闘に勝った沈煉が、馬で妙彤たちの住む蘇州に向かうんだけど
そこに死んだはずの盧剣星と斬一川がやって来て、3人で馬を並べて駆けて行く...というところ...
あれは、かなりの深手を負った沈煉󠄁が実は死んでいて、亡くなった3人で自由の地へ...って事?
それとも2人の魂と共に...みたいな事なのか?...それは観ている人に委ねられてるのかな...
終始重い展開の話なので、この人にも笑顔は無かったけど...
撮影中はお茶目な事やってたんだな~って知って、ちょっと和みました(笑)
PS...この人も出てる 《 ヘリオス 赤い諜報戦 》 が、来週からこちらでも公開になるんだけど...
今、気分が落ち気味で、観に行くモチベーションも下がりまくりです...
観に行かれた人いるのかな?面白いのかな?