「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

派遣村全国シンポジウム

2009-06-28 13:30:00 | Weblog
今日の午後は東京都墨田区にて、年末年始に日比谷公園で行われた派遣村の「閉村式」が開催され、私も関連する活動報告、パネルディスカッションを傍聴させていただきました。

年末年始以降全国で派遣村と同様の活動が展開されるようになり、社会的にも派遣切り・雇い止めの問題が一定程度認識をされるに至り、派遣村は一定の役割を果たしたとの認識で今日の「閉村式」に至ったとのことです。

しかし、雇用をめぐる問題は依然として厳しい状況にあり、今後も全国で「派遣村的」活動は続けていくべきという意識からこれまでの活動の経緯、今後の方向性等についても考えていく場ともなりました。

冒頭には派遣村村長の湯浅誠氏から、派遣村設置に至る経緯・問題意及び積み残された課題等につき報告がなされた後、各政党からの意見表明がありました。民主党からは菅直人代表代行(民主党雇用対策本部長)が挨拶に立ち、先週社民・国民新と合意に至った派遣法改正案提出を中心に党の方針が披歴をされました。社民党からは福島みずほ党首、共産党からは小池晃参院議員が挨拶に立つ中、某自民党衆院議員からもメッセージが送られてきていたようでした。与党もこの問題を無視できなくなったのか、それとも「選挙の時は“自分党”」ということなのでしょうか・・・。

その後は各地からの活動報告、活動にかかわってきた弁護士、社会福祉士の皆様によるパネルディスカッションが行われ、以前党県連市民局の視察でお世話になった藤田孝典さん(NPO法人ほっとポット代表)も参加されていました。藤田さんをはじめパネラーの方々からは、「今日明日の食べるものがない、寝る場所がないという状況の人たちが助けを求めてくる実態の中で、既存の生活保護等の制度が十分に機能しない。また、派遣切り・雇い止めという被害が起きない雇用慣行が必要」という趣旨の発言が相次ぎました。

以前にこのブログでも述べた通り、この問題に対して市町村としては生活保護、児童扶養手当等の福祉施策を通じた間接的な関わりとなります。しかし、市町村で提供するこうした福祉サービスはあくまで緊急避難的なものと理解をしております。安心して働くことができる社会が長い目で見て経済の活性化にもつながるのでは?と思います。

15区の高山さとし衆院議員も菅直人代表代行とともに、民主党の雇用政策実務責任者として奔走しています。私も引き続きこの問題にアンテナを張っていきたいと思います。

<写真:あいさつに立つ菅直人代表代行>

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