「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

世襲の弊害

2009-06-02 12:09:41 | Weblog
お昼のニュースで「北朝鮮の金正日後継者に金正雲(キム・ジョンウン)氏が内定」と報じていた。

彼の国のやることはどこまでがホントで嘘なのかよく分からないので、今回の件もその真偽がはっきりするまでに時間がかかると思う。

しかし、曲がりなりにも「地上の楽園」を目指した国が(少なくとも形式的には)世襲でリーダーが決まるとしたらいただけない。社会主義国家で世襲が成り立つとはマルクスとレーニンも御代の国で驚いていることだろう。

世襲の弊害は一言でいえば「能力以外の要素でリーダーが決まってしまう」ということだと思う。江戸時代の大名家でも、基本的には世襲でも資質に問題があれば「廃嫡」ということもあったと聞いたことがある。同じく江戸時代の商人の家でも、経営者にふさわしくなければ店主の座を追われることもあったと物の本で読んだことがある。封建制社会でも「能力」が基準となっていたことの表れではないだろうか。

いわんや平成の日本で・・・。あった×2世襲が。構造改革の末路は自身も「親バカ」と認めた世襲であったという笑えない結論が。

さいたま市長選でも世襲・多選が一つの争点となっていた。我が民主党でも国会議員の世襲制限を打ち出している。世の中「能力」だけでポストが決まらないことが現実としてはあると思うが、世襲の場合余りにも「能力」という基準が排除されてしまうのだと考える。

久しぶりにお昼のニュースを見ながらそんな事を考えた。


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