地方議会は必要か

県議補選の手伝いから永田町にひとっ飛び！ＮＰＯ法人「構想日本」の学習会に参加させていただきました。

テーマは「地方議会は必要か」。昨年から続く「政治と金」の議論の中で、年間100日以下の議会開催にも関わらず高い報酬と政務調査費の不透明な支出が問題視され、地方議会の必要性が取りざたされる様になったものと理解しています。

本日は、首長経験者、現職の副市長、元市議会議員、研究者によるパネルディスカッションが行われました。「地方議会何かいらない！」という議論になるものと思っていましたが、意外にも「地方分権を進めている今こそ、地方議会が本来の役割を果たすべき」という意見が多く出ました。

その他にも、「候補者個人に投票をする現在の選挙制度では、政策立案よりも選挙活動や講演会運営に議員の関心が行きがちで本来の役割を果たしづらい。政党本位の議会活動、選挙活動を行うことで、政策本位の地方議会を実現すべし。」という興味深い意見も出されました。

スウェーデンにおける地方議会運営の事例も紹介され、候補者個人が選挙活動に支出できるお金は上限が決められ、それを上回るお金は政党が支出することと法律で定められているとのこと。また、地方議会選挙も比例代表制で行われており、候補者は個人名の連呼は行わず、あくまで政党の政策を訴えることが活動の主であるとの報告もなされました。

私が昨年の選挙戦で訴えた「議会改革」「市民のために働く議会」の実現が求められている！改めて実感をした一日でした。