「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

平成24年度消防団員基礎教育

2013-02-02 09:00:00 | Weblog
標題の研修会に参加して参りました。

消防団入団3年未満の団員が対象の研修でした。私も、蕨市消防団より、同期入団の分団員とともに、鴻巣市は吹上にある埼玉県消防学校に入校と相成りました。(日帰りですが)

昨年、市消防本部にて実地の基礎教育を受講しましたが、今回は県内全消防団を対象とした座学の研修会でした。

会場となった講義室には、県内各消防団より120名程度の団員が参加していました。思いの外、女性団員の参加も多かったのが印象的でした。

ガイダンスを兼ねた入校式では、教官より授業開始および終了時の訓練礼式につき説明と練習がありました。15度の敬礼とともに「お願いします」「ありがとうございました」と号令をかけるとの指導がなされました。

これらの礼式は、「消防訓練礼式の基準」(昭和40年消防庁告示1号)という法令において定められているものとの説明もありました。

若干の緊張感を持って臨んだ講義ですが、各講師の皆様は、ユーモアを交えた楽しい話口で授業を進めておられました。まるで漫談を聴いている様な楽しさでした。

講義で極めて印象的であったのは、「規律」の必要性と重要性についてです。規律というと、何か精神論的なもの、前時代的なものというイメージを抱きがちですが、こと有事においては迅速に事態に対処するために必要な行動様式なのだと理解をしました。講師からは、「東日本大震災の様な、想定外の事態においても、日常より規律ある訓練を積むことで、迅速に対応することができる」とのお話がありました。

また、火災現場において大隊長(現場指揮官)は、いきなり放水等の指示を出すのではなく、まずは火災を状況を「一巡」するとのお話も。周りから見ると「火が出ているのに悠長な・・・」と思うかもしれないが、まずは状況を把握し作戦を立てることで、結果的には短時間での鎮火につながるとの指導も。例として、東京消防庁での狭隘道路が密集する住宅街(新宿等)での消火作業を挙げておられました。緊急車両が進入できない様な住宅街でも、1時間程度で鎮火させるとのこと。冷静沈着な対応・準備が結局のところ早期解決に繋がる。火災現場以外でも当てはまりそうな危機管理法だと思いました。

無事7時間の講義を終え、基礎教育を修了することができました。


<写真:授与された修了証>