「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

第43回東京財団フォーラム アメリカ大統領選 オバマの再選なるか?

2011-12-07 18:30:00 | Weblog
標題フォーラムに参加してまいりました。テーマはアメリカ大統領選について。以下のとおり2名のスピーカーとモデレーターで次第は進んでいきました。

スピーカー
久保文明(東京大学教授。東京財団上席研究員)
マット・デッカー(DDP Global代表)

モデレーター
小栗泉(日本テレビ報道局解説委員)

東京財団の現代アメリカプロジェクトの一環として、大統領選をテーマに研究を進めているとのことでした。

フォーラムはマット氏の基調講演をもとに久保氏からのコメントと会場からの質問で議論を深めていくという形で進められていきました。マット氏からは「世論調査を見ても、選挙の争点は経済・雇用。オバマ大統領が成果を上げている外交・安全保障は票には結びつかない」との見解が示されました。選挙では内政の課題に有権者の関心が向いて行くのはどの国でも共通の傾向でしょうか。社会保障に関心が向かないというのはアメリカならではでしょうか?

2大政党制が定着している状況下で、若者は民主党支持が多い、黒人はやはりオバマ支持、勝敗を分けるのは無党派層(Independent Voter)とヒスパニック系の投票行動等々、割と支持対象がはっきりしており、政策を訴える対象確定がしやすい政治状況ではあるのかなという印象を持ちました。

印象的であったのは、世調からするとアメリカ国民の5割近くが中国を「友好国」と捉えているという点でありました。日本の対米外交・対中外交を考えていく上で、あまり考慮されることが少ない点であると思いました。アメリカの国会議員が日本を重視してくモチベーションを保てるのか否かという点で憂慮すべき要因かもしれません。