「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

住民自治の本旨

2009-07-05 18:30:00 | Weblog
このブログでも再三取り上げました、南町2丁目に建設計画のあるJR東日本ビルテック株式会社の単身寮についてですが、本日夜に住民説明会が開かれました。

前回の住民会議で、それまで会社側より提示のあった3階建て案での了承を決めておりましたが、本日の説明会で再度その方向性が確認をされました。会社側からも今後の作業工程について真摯に説明がなされたものと認識しております。

これまたブログでも述べてきましたが、当初は「関係法令を満たしている以上、(会社側が当初提示した)5階建て案で通ってしまうのでは?」と思っておりました。住民の皆様誠に申し訳ありませんでした。しかし、粘り強い住民運動で、住民側の要望であった3階建て案が了承されました。

地方分権は団体自治と住民自治に分けられるといいます。これまで取り組まれてきたことは、国・県の権限をどの様に市町村に移譲するか?という「団体自治の確立」が主だったと思います。今後は、地域の事を如何に地域住民で決めていくか?という「住民自治」が重要になってくると考えます。住民から声を上げ続け、成果を得た今回の活動はまさに住民自治の本旨とも言える活動だったと思います。

今後とも地域の住環境保全にも積極的に貢献していきたいと思います。南町の住民自治に乾杯!!

<写真:住民説明会の模様>

非正規・ユニオン7・5シンポジウム

2009-07-05 13:00:00 | Weblog
週刊金曜日が協賛する表題集会を傍聴して参りました。

先週の日曜日も派遣村全国シンポに参加させていただきましたが、この手の集会・セミナーには昨年末からずいぶんと足を運んでいます。労働者一人一人が働きやすい社会を作ることが社会全体の消費を上向かせることになる=景気が良くなる。という単純な理屈を有名大学を出たはずの企業経営者や政治家たちは理解すべきでしょう。

今日のシンポジムは2部構成で、前半では各ユニオンから雇用をめぐる企業側との係争につき報告がありました。毎回この手の報告を聞いて思うのですが、日本の法律では組合との団体交渉には「応じなければならない」ことを企業側は余りに知らなさすぎるのではないでしょうか?今日のシンポの副題が「声をあげたら“逆ギレ”ばっかり」というものだったのですが、組合を作ること=生意気だ!!という極めて幼稚な対応をする企業経営者がここのところ多いような気がします。(実は地域にもこうした根拠薄弱な組合悪者論を論じる人がいるんですよね・・・)松下幸之助氏にしても、御手洗現日本経団連会長のお父上にしても従業員を大事にする人だったと聞きます。

日本では教育現場でディベートの経験がないせいか、理論的に物事を話すと「生意気だ」「理屈っぽいやつだ」というレッテルを貼り陰湿に組織から排除する傾向があるように思います。日本の「阿吽の呼吸」という気質は素晴らしいものだとは思いますが、少なくとも法律に基づいた権利行使に対して“逆ギレ”は一人の大人としてもいかがなものかと思います。ドラえもんに出て来るジャイアンではないのですから、子どもじみた「ジャイアニズム」は公の場では控えるべきでしょう。ジャイアンが「のび太のくせに!」と言うのはアニメの世界だけで済みますが、現実世界で「非正規のくせに!」「バイトのくせに!」と言ったら経営うんぬん以前に人格を疑ってしまいます。(*決して不二子F・Aさんのアニメに悪意があるわけではありません。あしからず。)

後半は、大学教授、弁護士、労組議長によるパネルディスカッションが行われました。パネラーの大学教授からは企業内組合が中心の日本と産業別労働組合が中心の欧米諸国との違いと各々のメリット・デメリットにつきお話がありました。また、弁護士のパネラーからは、企業側から刑事告訴された場合には「すぐに弁護士に相談し、構成要件、違法性阻却事由、加罰性の観点から、訴えの内容が犯罪に値するのか否かアドバイスを受けることが必要」という実際的なお話がありました。更に、労組議長からはマスコミ業界での組合活動の最近の事例につき紹介がありました。

余りに過激な活動に走り過ぎて、企業経営に大きなダメージを与えてしまうことは避けるべきですが、長期的に見て労使が良好な関係を築くことは企業経営としても景気対策としても有効なのではないでしょうか?

<写真:パネルディスカッションの模様>


業界の枠を超えて

2009-07-05 12:00:22 | Weblog
以前このブログでも取り上げました、プロレスラー故「三沢光晴」のお別れ会が昨日ディファ有明で開かれました。

私はスケジュールの都合でいけなかったのですが、会場から中央区晴海までファンの行列が並んだとのことで、行けたにしても献花はできなかったと思います。

26,000人の参列者を集めたということで、著名人の葬儀参列者としてはhide(ミュージシャン。元XJAPAN)、ジャンボ鶴田を凌ぐ人数となったそうです。

お別れの会では、故人が協力していた臓器移植の普及・啓発活動の分野を代表し、日本移植支援協会から感謝状が贈呈されたとのこと。葬儀の事が一般紙でも取り上げられたことも含め、故人が業界の枠を超え影響を与えたいたことを知る。

芸能人の薬物疑惑、名門体育会運動部の不祥事等、一芸に秀でた人物がともすると社会規範に背いてしまう事件を目にする中で、こうした人格者がいることに感銘を覚えます。

名レスラーの死に改めて黙祷。

実践倫理壮年の集い

2009-07-05 10:00:00 | Weblog
週1回ペースで集わせていただいている朝起き会を主宰する(社)実践倫理宏正会(本部:東京都千代田区)埼玉中央ブロックの壮年の集いがさいたま市浦和区であり、お招きをいただきました。

来賓あいさつの後、4名の会友さんたちより演壇がありました。いつも思うのですが、会友さんの演壇をお聞きするたびに「謙譲の美徳」の重要性を実感します。言い換えれば「奥ゆかしいプラス思考」なのだと思います。困難に直面した時こそ「学びの機会」と捉え前向きに考え行動する。頭では分かっていながら実践が困難なことであります。今日演壇に立たれた4名の会友さんたちは、いずれも勤務先で重要なポストにつき業績を修められた人たちばかりでした。ビジネスの世界でも倫理実践が成果を生み出すのだと考えます。

会友の皆様の活躍を期待いたします。

<写真:あいさつに立つ枝野幸男民主党埼玉県連代表>