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青空ーすべてはバランス

炎症ー肥満との関係②(人工甘味料)

2023年7月13日(木)またまた夜から強く降った雨が午前中にはやんで、午後から日差しが出てます。一時はすごい雷でした。でも夜は涼しくてよく眠れた。

肥満でも炎症が起きてるなんて・・・。なんとなく「メタボ」なんて言葉があるわけじゃないのね。

前回は、脂肪組織の中にも制御性T細胞があって、炎症の行き過ぎを抑える役割をしているけど、高カロリー食を食べすぎて炎症を抑えきれなくなると慢性炎症になることが分かった。
(何故制御の効果が出るのか?それは制御性T細胞にはIL-33(インターロイキン-33)を受け入れる受容体(レセプター)があり、この細胞を増やすから。)
インターロイキン(IL)なんて言葉わからないという場合はこちらを参照

脂肪細胞にはいろんなシグナルを受け取る受容体(レセプター)がある。
病原体が来たぞ!というシグナルだけではない。
食物の多価不飽和脂肪酸や核酸も感知するようだ。

白砂糖は精製をしているから吸収が早く、摂りすぎはよくないが、それでは!ということでカロリーが低い人工甘味料を入れているものが多いが・・・。

これについては、実験と論文がある。
イスラエルの研究者たちが人工甘味料でも安心できないという論文を発表しているそうだ。
・マウスにサッカリン(人工甘味料)を与えると、投与後5週間くらいから耐糖能に異常が出た。(耐糖能=糖の摂取により上がった血糖値を元に戻す能力)
さらに、無菌状態で育てたマウスに、サッカリンを投与したマウスの糞便を投与すると耐糖能異常が生じている。
人工甘味料の影響は腸管の糞便中にいる細菌を介していると考えられている。

・人工甘味料の摂取量の多い人たち約400名を調査した。
肥満や耐糖能異常がみられる比率が高い。
人工甘味料を摂りすぎると、腸内細菌叢がアンバランスになり糖尿病になりやすいと考えている。

ただし、この論文では人間に許容される量の人工甘味料がどの程度か?が不明確だという側面もあるそうだ。
でも、肥満=免疫=腸という図式の参考にはなるかな?カロリーが低いからといって糖尿病が進行しないと言えるのかはあやしい。

参考文献
免疫と「病」の科学(講談社 BLUE  BACKS)

参考


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