2023年5月22日(月)今日はずっとくもり。いつ雨が降るかと思いながら夜になると、とうとう雨となる。
炎症は異物排除のための正常な防御反応が作動して修復が終われば、回復する。
しかし、回復せず長引く慢性炎症が重大な疾病を招くことが分かった。
ここでは、もう一度、もう少し具体的な炎症の仕組みを理解したいと思う。
異物・外敵が入ってくる
☞ 私たちの体は異物・外敵に対して、その刺激をすぐさま感じて、
血管を広げるような物質や血管が漏れやすくなるような物質を作る。
異物が侵入した部位では、血管が拡張して血液が増えて組織が赤くなり、熱感を持つようになる。
血管の壁がゆるくなり漏れやすくなるために、血液成分の一部(生体防御に必要な細胞や物質)が炎症局所へと漏れ出し溜まり込み、痛みをもたらす物質ができるため、組織が腫れて痛むようになる。
以上のことは、医学の教科書に書かれているそうだ。
つまり、炎症の典型的な症状は、発赤(ほっせき)、熱感、腫脹(しゅちょう)、疼痛(とうつう)だという。
この四兆候は異物に対する生体反応となる。
血液から炎症局所の組織に多く流れ出してくる細胞は白血球だ!
人間の体は、四兆候のような異物に対する生体反応=防御反応があることで、異常が起きていることを知らせ、運動をやめさせ体を休ませようとする。
慢性炎症ではこのような生体反応が必ず見えるわけではない。
例えば、
アトピー性皮膚炎は皮膚で炎症がずるずると続く。喘息も気道の壁で炎症がずるずると続く。そして、気が狂いそうなかゆみと呼吸困難に襲われる。
参考