タウシュベツ川橋梁見学ツアーの集合場所に近いので、利用した宿だった。
「森のふくろう」は、ぬかびら源泉郷の中にあった。
ぬかびら源泉郷は帯広から60kmほど北にあり、どことなく淋しい感じのする温泉地だったが、その中の道路沿いにある、正にペンションと言った風のおしゃれな建物だった。
気さくなオーナーご夫婦が出迎えてくれた。
館内は掃除が行き届いているらしく、清潔感がいっぱいだった。
「ぬかびら温泉郷」ではなく、「ぬかびら源泉郷」という名前は、全ての宿が源泉掛け流しのお風呂になっていることから、こだわってその名にし、それらの宿が集まって「癒しの温泉地」を目指して頑張っていると言うことだった。
宿の方に話をもどすと、この宿のウリは地産の食材を活かしたボリューム満点の食事、と温泉。
でも、実際に泊まってみたら、もう一つ、オーナーご夫婦の気さくなところをウリに加えてもいいと思うほどだった。
食事はフロントの横にある食事コーナーでいただき、海のもの、山のものが所狭しと並び、すべて美味しかった。
中にはご主人自らが山に入って取ってこられた山菜や、オショロコマ、行者ニンニクソースなど珍しいものもあった。
ペンションなので、部屋にはバス・トイレ・洗面所は付いてないが、共用の洗面所もトイレもとてもきれいだった。
お風呂は1ヶ所だけ、掛け流しの温泉になっている。
泉質は含重曹-食塩泉。
あまりクセがなく、サラッとした肌触りのお湯だった。
ぬかびら源泉郷では湯巡りという企画があり、これに参加している宿のお風呂が無料で入れることになっている。
湯巡りができ、近所の宿のお風呂にも入れるのもうれしい。
もちろん「森のふくろう」もこの企画に参加している。
タウシュベツ橋梁の記事 → 「幻の橋」