日々是好日

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ギリシャの旅⑥ 再びアテネその②

2020-11-13 07:00:00 | 海外旅行

アテネは丘の多い街、その中でも一番高い丘が「リカヴィトスの丘」

標高は277mの岩山になっていて、ちょうどアクロポリスの真正面に位置している。

丘の頂上には「アギオス・ヨルギオス教会」が建っている。

 

地下鉄のエヴァンゲリスモス駅で降り、登るのは大変なのでケーブルカーを利用するつもりだったが、そこまでも結構な坂道になっているし、ケーブルカーの乗り場が分かりずらかった。

ウロウロしていると市場が開かれていた場所に出たので、お店の人とおしゃべりしながら果物を買い、ケーブルカー乗り場を教えてもらった。

 

 

ケーブルカー乗り場は言われないと分からないくらい変な場所にあった。

ケーブルカーからは景色は見えず、ずっとトンネルのようなところを登っていった。

2~3分ほどで頂上まで行くことができ、ケーブルカーを降りたところにはレストランや展望台があった。

 

[展望台から見たアテネの街]

 

[展望台から見たゼウス神殿]

 

 

少し歩いたところには「アギオス・ヨルギオス教会」の白い建物があった。

 

 

この丘がアテネで一番高い丘なので、この教会がアテネで一番高い場所にある教会だということになるのかな?

 

その後はカフェで街を眺めながら軽い食事と水分補給し、再びケーブルカーで降りた。

 

またアクロポリス周辺に戻り、次は「古代アゴラ」

アゴラとは古代ギリシアの公共建築物などに囲まれた広場のことで、市場としても使われたりして、市民の生活の中心の場所になっていたらしい。

 

「古代アゴラ」はアクロポリスの北西側にあり、広い場所だった。

ここも入り口が分かりずらかったが、モナスティラキ駅の線路沿いにあった。

入り口はいくつかあって、そのうちのいくつかは閉鎖されていたりした。

順に見ていくと林の中に、パルテノン神殿とよく似た「ヘファイストスの神殿」があった。

ここでは修復された柱がきれいに並んでいた。

 

 

[ヘファイストスの神殿]

 

この遺跡はアクロポリスと比べると観光客は少ないし、かなり広く、見どころもたくさんあるのでのんびりと散策しながら回った。

 

[古代アゴラ博物館]

 

[古代アゴラから見えたアクロポリスの丘]

 

[トリトンの像]

トリトンはギリシャ神話に登場する海の神で、オリンポス12神の1神であるポセイドンの息子。

 

 

古代アゴラ同様に「ローマ時代のアゴラ」もあったので行ってみた。

このアゴラは街の中、モナスティラキ広場からアクロポリスの丘へ上っていく途中にあった。

紀元前2~1世紀のローマ時代初期に、市場や集会が開かれ、商業の中心として栄えた広場。

ここでの一番の見どころは八角形の白い塔。

8つの面は正確に八方位を示し、上部には風の神が描かれている。

 

[風の塔]

 

[列柱]

 

[アテナ・アルケゲテス門]

 

こういった遺跡が街の真ん中にあることに驚いたり、感心したり。

 

1日中歩き回ったので、この日はこれでホテルに戻った。

 


翌日、アテネ2日目は帰国日だったが、帰国便は夕方なので午前中だけ観光ができた。

そこで「ゼウス神殿」に行ってみた。

ゼウス神殿はアクロポリスの東側の緑に囲まれた一角にあった。

オリンポス12神の中の最高神ゼウスのための神殿で、ローマ帝国期に建設された神殿の中の最大級のものだった。

敷地に入ると遺跡がゴロゴロと転がっていた。

そして神殿がそびえていた。

当時はものすごく大きな神殿で、柱は104本もあったらしいが、現在では15本しか残っていないが、それでもその大きさがうかがえた。

 

 

 

 

この柱の建築様式はコリント式で、縦に溝が彫られ、細身の柱の柱頭にはアカンサスの葉の装飾が施されている特徴があった。

 

 

ゼウス神殿の北西隣に建っている「ハドリアヌス門」

ハドリアヌス帝のために建てられた凱旋門で、ハドリアヌスは哲学、建築学、政治学などに才能があった皇帝で「五賢帝」の一人。

 

アテネの街は見どころがたくさんあるが、コンパクトにまとまっているので、徒歩でも十分回れた。

まだまだ見るべきものはあったかもしれないが、これでアテネの旅は終わった。

 

 

 

 

 

 

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