日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

フランスの旅② ロワール地方

2020-11-21 07:00:00 | 海外旅行

フランス3日目は早朝から「モンサンミッシェル・ロワールの古城・ノルマンディーの田舎町」のツアーだった。

このツアーは1泊2日で、ロワールのお城をいくつか見て、モンサンミッシェルまで行き、近くのホテルに1泊するというツアーだった。。

 

ツアー会社はホテルのすぐ近くだったので、徒歩で向かった。

スーツケースはホテルに預けておいた。

 

このツアー、総勢10名なのに大型バスを使った、贅沢なものだった。

最初に訪れたのが「シャルトル大聖堂」

この大聖堂はパリから南西方向に約100km離れた、シャルトルにあり、フランスで最も美しいゴシック建築と言われ、世界遺産に登録されている。

ここには世界最高峰のステンドグラスがあり、特に「シャルトル・ブルー」と呼ばれる鮮やかなブルーのステンドグラスで有名な大聖堂になっている。

 

 

 

シャルトルの街は花がいっぱいで、きれいな街だったが、天気が良くなくて、今にも雨が降りそうだった。

すぐ近くまで来ているのに、大聖堂はかすんで見えていた。

 

 

大聖堂のすぐ前に来ても何となく霧がかかったようで、はっきりしていない。

 

 

 

立派なゴシック建築の大聖堂で、内部のステンドグラスも見事だった。

 

上段右---「美しき絵ガラスの聖母」

下段右---聖母マリアの生涯を描いたファサードのバラ窓と、その下には5連のランセット窓

 

天気が悪いため、ステンドグラスに差し込む光の具合がイマイチ、写真がもう少しクリアならもっと素晴らしさが分かったのに、残念・・・

朝早かったこともあり、他には人もいなく、ゆっくりと見学できた。

 

次にシャルトルからもっと南のロワール地方へ向かい、ロワールのお城巡りとなった。

パリに都が移されるまで、ロワールはフランスの中心だった。

そのため、貴族たちがこぞってお城を建築したらしく、今ではロワール渓谷には、130~140ものお城があるらしい。


最初のお城「アンボワーズ城」へ。

「アンボワーズ城」の下にはロワール川が流れ、ロワール川、アンボワーズ城共に世界遺産に登録されている。

また、このお城はレオナルド・ダ・ビンチが晩年を過ごした場所としても有名になっている。

 

[アンボワーズ城]

 

とても大きくて、堂々としたお城だった。

内部見学はしないで、庭とお城の周辺を歩き、近くには観光客相手のレストランがいくつかあり、そこで自由昼食だった。

フランスはどこに行っても物価が高く、このレストランも例外ではなかった。

 

 

[お城の衛兵]

 

 

[アンボワーズの街とロワール川]

 

次に行ったお城はもう少し南に下った場所にある「シュノンソー城」。

このお城はロワール川の支流、シェール川をまたいで建つ姿が美しく、フランスで一番人気のあるお城。

広大な庭園の中にルネッサンス様式の建物となっていて、約400年、6代にわたり城主がすべて女性で、その6人がそれぞれ自分の好みに合わせてお城を改築したらしい。

そのため「6人の奥方たちの城」とも呼ばれている。

また、国王アンリ2世をめぐる2人の女性の愛憎劇でも有名なお城。

アンリ2世の正妻はイタリアメディチ家から嫁いできたカトリーヌ・ド・メディシス、しかし、彼は愛人で美しいディアーヌ・ド・ポワチエに夢中だった。

このお城はアンリ2世が愛人のディアーヌに贈ったもの。

結局アンリ2世の死で愛憎劇は終わり、このお城も返還させられてしまった。

と言う、どこにでもあるような話。

ちなみに、ディアーヌは「年をとらない美女」と呼ばれているほどきれいで、国王より20歳も年上だったらしい。

 

[お城までのアプローチ]

 

[シェール川をまたいで建つシュノンソー城]

 

このお城は内部の見学もした。

見どころはギャラリーと呼ばれる「回廊」、フランソワ1世の居室、ルイ14世のサロンなどがあった。

すべてが煌びやかで素晴らしいものだったが、この2日間、宮殿やお城、教会などにある絵や調度品などをたくさん見てきたため、頭が飽和状態になってしまっていて、実際の話、どれがどれだったのかも分からなくなってきていた。

 

このお城の庭園も見どころで、愛人ディアーヌの庭園と正妻のカトリーヌの庭園の二つがあり、ディアーヌの庭園は広くて12000㎡、カトリーヌの庭園はその半分だった。

 

 

[ディアーヌの庭園]

お城の各部屋や廊下には花が飾ってあった。

その花はすべてこの庭園の花を使っているらしい。

 

[それぞれの部屋にあった花のアレンジメント]

こういうところがフランスらしく、おしゃれだと思う。

 

シュノンソー城を出てから次の目的地、モンサンミッシェルに向かった。

長時間のバス移動の後、この日はモンサンミッシェル近くのホテルに泊まった。

このツアーはホテルも2ヶ所から選べるようになっていた。

選んだのは「ガブリエル」というホテルだった。

 

 

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