小布施は長野県北部にあり、栗で有名なところ。
歴史を感じられるような町全体の雰囲気が良く、バスツアーなどで人気の場所になっているため、いつも女性の観光客でにぎわっている。
一番の魅力は町の雰囲気だが、小布施でもう一つ有名なのは、かつて葛飾北斎がこの町で晩年を過ごし、創作活動をしていた場所だということ。
だから北斎の町としても有名になっている。
晩年の北斎が小布施町滞在中に描いたとされる作品は、「信州小布施 北斎館」に展示されている。
[信州小布施 北斎館]
北斎館からは少し外れているが、「岩松院」の天井に描かれた北斎作の「大鳳凰図」も見応えのあるものだった。
小布施には何回となく行っているが、そのたびに新しい発見がある。
小布施ミュージアムの「中島千波館」で桜を描いた作品を見て感動した時もあったり、またある時は、豪農で儒学者の「髙井鴻山記念館」を訪れ、北斎や佐久間象山などの文化人との交友の様子を学んだり、有名な栗のスイーツの食べ歩きはもちろん、酒蔵の見学をした時もあった。
[栗の小径]
「髙井鴻山記念館」へと続いている。
また、小布施は花の町としても有名で、「フローラルガーデンおぶせ」でのんびりと四季折々の花を観賞したり、町の中の「Welcome to My Garden」の表示がある家の庭は誰でも自由に庭に入れるオープンガーデンになっていて、それらを巡るのも楽しかった。
小布施はあまり広い町ではないので、「ゆっくりと歩いて楽しむ町」だと思う。