ギリシャでの滞在はあと2日。
2日間でアテネの街を歩いた。
初日に着いた時、ある程度街の様子を把握し、行きたい場所を決めておいたので動くのに楽だった。
アテネで滞在したホテルは「ディヴァニ・パレス・アクロポリス」、このホテルはアクロポリスまで徒歩10分、プラカ地区へも徒歩10分と、立地条件は最高だった。
夜には最上階のレストランからはライトアップされたパルテノン神殿を見ることもできた。
最初に選んだ場所はホテルから近いアクロポリス、朝早く行かないと混むと聞いたので、一番先に行ってみた。
案の定数人の列ができていたが、それほどでもなかった。
アクロポリスの丘を少し上り、南斜面に見えてくるのが「イロド アティコス音楽堂」。
アテネの政治家で大富豪のイロド・アティコスが建設し、市民に寄贈したもので、現在でも利用されているらしい。
中には入れなかったが、上からは観覧席が見えた。
アクロポリスへの入場口を過ぎたところにあった、「ブーレの門」。
門を潜って上に行くとアテネの街が下に展望できた。
[ブーレの門]
ブーレの門から、丘をどんどん登って行った先にあった、「前門(プロピュライア)」。
ここは通路が狭いため、混雑時は後ろの人と接近するので、スリに気をつけるように言われた。
アクロポリスは結構スリが多いらしい。
朝早くはやはり人も少なく、空いていた。
やっと本物を見ることができた。
やっぱり大きい。
一番下は72mx33m、正面に8本、側面に17本のドリス式の列柱。
神殿の周りは修復工事の足場だらけで、少し興ざめだったが、反対側からは足場をあまり気にせずに見ることができた。
[パルテノン神殿]
大きな「パルテノン神殿」の向かい側、丘の隅の方にに建っているのが「エレクティオン神殿」。
6本の柱は少女像になっていたが、これはレプリカで、本物のうち5体は新アクロポリス博物館、残りの1体は大英博物館に展示されているということだった。
[エレクティオン神殿]
アクロポリスはまだまだ見どころがあったが、一通り見た後は「リカヴィトスの丘」を目指した。
ここはパルテノン神殿の後方の展望台から見えた場所で、街の中にぽつんと山があった。
この山が「リカヴィトスの丘」で、地下鉄を使って行った。
[アクロポリス展望台から見たリカヴィトスの丘]