「トレニア」です。
トレニアは東南アジア原産のハナウリクサ(Torenia fournieri)を元にして作り出された園芸品種です。
だから、トレニア=ハナウリクサの園芸品種なのです。
トレニアという名で流通しているのですが、別名では元の名前のハナウリクサとも呼ばれています。
特徴は茎の先に3cmほどの唇状の花を咲かせ、葉は対生する単葉で卵型、縁がギザギザ、茎は四角形で直立しています。
園芸品種ですからさまざまな花色があって、特に濃い紫色が基本、その他に白、紫、ピンク、赤などがあります。
ウォーキング中に見つけた、色違いのトレニアの画像を貼っていきます。
紫色が濃淡になっていて、上唇が薄い紫色の花。
中央が薄紫、回りが濃い紫色の花。
白と紫色の花。
ピンクと白の花。
黄色と紫色の花。
黄色と白の花。
ちょっと雰囲気の違ったトレニア。
これはトレニアコンカラー、別名では『ツルウリクサ』とも呼ばれ、茎がほふく性の多年草です。
トレニアの花のこと
トレニアの花の中の雄しべは他の花と違って、アーチ型に繋がっていました。
これがちょっと面白いと思って、花について調べてみました。
[アーチ型に繋がった雄しべ]
[まだアーチ型になっていない雄しべ]
トレニアの花は花径2~3cmほどの唇形花(しんけいか)です。
これは、筒状になった花弁の先が上下2つに分かれて、唇のような形になっている花。
その花を良く見ると、上唇は2枚が合着していて、下唇は3裂しています。
その中に雄しべと雌しべがあります。
雄しべは5本あり、その内1本は退化していて、上の2本が長く、下の2本は短くなっています。
雄しべは花粉を出した後、上下でそれぞれアーチ状に繋がります。
雌しべの先端は2つに割れているのですが、授粉すると先端は閉じます。(ガーデニングの図鑑)
学名: Torenia
英名:Wishbone flower
別名:ナツスミレ(夏菫)、ムラサキミゾホオズキ、ハナウリクサ(花瓜草)
科名・属名:アゼナ科(ゴマノハグサ科) ツルウリクサ属(トレニア属)
原産地: 東南アジア