こんにちは
ササキングです
ねぶた師のお弟子さんに制作していただいた
新作ミニねぶた4台がワ・ラッセで絶賛展示中でーーす
この「ミニねぶた展」はワ・ラッセが建った2011年よりも前、
ずっと昔からやっている伝統的な展示会であります
今活躍されているねぶた師さんも出展されたことがある、
まさに登竜門的展示会なんですよ~
後継者育成のため、そして青森ねぶた祭のPRを目的に毎年青森ねぶた祭前の
6月から8月にかけて、ワ・ラッセ及び市内各所に展示しています。
もうだいぶ時間が経っちゃいましたが、
6月12日(日)までワ・ラッセ1Fエントランスホールで展示、
その後は8月21日(日)まで青森空港、新青森駅、津軽海峡フェリー、ワ・ラッセに
1台ずつ展示される予定です
それでは今年の新作ミニねぶたをご紹介
さしこむ光
~みちびきの神 猿田彦命~
ねぶた監修:竹浪 比呂央 ねぶた制作:田中 悠志
下絵:工藤 和花
【題材由来】
みちびきの神、みちひらきの神と言われている猿田彦命を題材にしました。
また、カエルは幸運をよびこむ縁起の良い生き物で、猿田彦命の使いでもあると言われています。
『福がかえる』『前進』『跳躍力』など、現状が良い方向に変わってほしいという願いをこめました。
長いコロナウイルスとの戦いで気持ちがめいってしまうこともありましたが、感染者が少しずつ減りはじめ、
光が見えてきたように思います。雨上がりの美しいあじさいの景色の中、猿田彦命が進むべき道、
希望の道をしめしてくれている様子をかきました。みんなの心の中に明るい気持ちがまたもどりますように。
「題材説明:下絵制作者 工藤和花さん」
改めてのご紹介になりますが、今年3月31日にお披露目された、
第11回ねぶた下絵コンクール中学生部門最優秀賞の下絵をもとに
制作されたミニねぶたです
源為朝
ねぶた監修:諏訪 慎 ねぶた制作:倉内 裕太
【題材由来】
為朝は平安時代末期の武将。「保元物語」によると身長2mを超えた大男。
剛勇無双、弓の達人と謳われていた。使っていた弓は五人張五人がかりでなければ
張れないほどの剛弓だったという。
その剛勇から数々の伝承が残っており、その一つ、為朝は疱瘡が流行した時代にも
病にかからなかったといわれ、為朝の名前を書いた札を貼る習慣が地域によっては生まれた。
魔除けとして疫病を追い払う願いが込められていたという。
出雲伊麿
ねぶた監修:北村 春一 ねぶた制作:板垣 大地
【題材由来】
埼で遊んでいた語臣猪麻呂の娘が和爾に襲われ命を落とした。
猪麻呂は悲しみ数日間泣き続けたが和爾を退治することを決心する。
埼に座り神々に祈ると和爾の大群がやってきて一匹の和爾を囲んでいた。
その和爾を討ち取り腹を裂くと娘の足が出てきた。
「出雲国風土記」毘売埼伝承の物語です。
※このねぶたは歌川国芳の浮世絵「出雲伊麿」を参考に制作致しました。
菅原伝授手習鑑 梅王丸
ねぶた監修:立田 龍宝 ねぶた制作:細川 知敬
【題材由来】
菅原伝授手習鑑とは、歌舞伎における演目の一つである。
五段によって構成される菅原伝授手習鑑は、三段目の「車曳(車引)の段」や
四段目の「寺子屋の段」が特に歌舞伎において有名である。
そんな菅原伝授手習鑑に欠かすことのできない人物が
梅王丸(長男)、松王丸(次男)、桜丸(三男)の三つ子の兄弟である。
時は平安、醍醐天皇の頃、不仲であった右大臣と左大臣の善悪の棲み分けに
関与したのがこの三兄弟であった。
三つ子は、その当時、とても珍しく、とても縁起が良いとされていた。
その際、三兄弟は、百姓から舎人(とねり)という身分となり、世のため人のために尽力したとされている。
このねぶたは、世のため人ために善悪を棲み分け、明るい未来を切り拓こうとする
勇敢な三つ子の長男、梅王丸の姿を表現したねぶたである。
いかがでしょうか
今年も迫力のあるミニねぶたが揃いましたよ~
ぜひぜひ若手制作者の皆様の力作を間近でご覧いただければと思います
ワ・ラッセのミニねぶた展はまもなく終了となりますのでお早めに~
【ワ・ラッセ展示】
2022年6月1日(水)~6月12日(日) 9:00~22:00
ワ・ラッセ1Fエントランスホール
【市内公共施設展示】
2022年6月13日(月)~8月21日(日)
各施設に1台ずつ展示
・新青森駅 (待合室前※改札の中)
・青森空港 (到着ロビー付近)
・津軽海峡フェリー (3Fロビー)
・ワ・ラッセ (1Fエントランスホール)
ササキングのレポートでした